- トップ
- 教育学研究科の科目紹介
教育学研究科の科目紹介
特色ある科目
主な科目
特別支援教育分野
ことばの発達と障害を多面的に学ぶ
「言語障害者教育特論」 庭野 賀津子 教授
この授業では、特別支援教育の現場における言語障害教育、特に「ことばの教室」の指導において必要な専門知識を習得することを目的とします。授業ではまず、言語産出のメカニズムについて、解剖学的?神経心理学的?発達心理学的な側面から説明をします。次に、吃音、構音障害、及び知的障害?自閉症?肢体不自由等の障害に起因する言語障害が示す様々な症状と、アセスメントや支援方法について、事例を紹介しながら具体的に解説します。
聴覚障害児の言語獲得
「聴覚障害者教育特論」 大西 孝志 教授
聴覚障害は、単に音声情報が入りづらいということだけでなく、言語(日本語)の獲得にも大きな影響を及ぼします。近年はSNSの普及により、従前の聴覚障害者が最も困難としていた遠隔コミュニケーション(外出先でのメールでのやりとり)が可能になりましたが、そのためには読み書き能力の獲得が前提となっています。「聴覚障害者教育特論」では、聞こえに障害がある子どもがどのような指導を受け、書記言語を習得するのかについて事例をもとに考えていきたいと思います。
初等教育分野
子どもの分かりにくさに応える
「算数科教育特論」 石原 直 教授
算数、数学科における子どもの分かりにくさに焦点を当て、先行研究や指導案の分析を行います。教材の特質や構造、数や図形などに対する子どもの認識などを手がかりとして、新たな教材開発や指導法の必要性を理解し、具体的な授業構想及び模擬授業などを通して、新たな提案に結びつけていきます。
概念の“組みかえ” について深く考える
「教授学習心理学特論」 白井 秀明 教授
授業の目標は“概念” の形成です。どんな概念を自然探索の道具として持たせるか。富士山は“山(やま)” か。「“山(やま)” は山脈(やまなみ)。大きな川をつくりだす」という概念を持たせ富士登山に行き雨の時に地面をちょろちょろ流れる川を見せて「富士山は大きな川をつくれない」「富士山は“山(やま)” ではない」「ああ、軽石でできた“火山” だったのか」。そう思わせたいのです。そうした概念の“組みかえ” について深く考えていきます。
中等教育分野
学校現場の情報システムをシミュレーション
「教育情報学特論」 山下 祐一郎 准教授
学校現場では、児童生徒がひとり1台ずつタブレットPCを用いて学習するための準備が進められています。タブレットPCを用いることで、学習支援システムやデジタルコンテンツなどを用いた新しい学習ができるようになります。教育情報学特論では、大学院生たちがこのような状況に対応できるようになるため、学校現場で使われている最新の情報システムが設備されているシミュレーション教室で実践的に知識?技能を学びます。
社会教育分野
学校と地域の連携とは
「教育社会学特論」 星山 幸男 教授
受講生の関心を考慮して、今年度は学校と地域?社会教育の連携の意義とあり方について論じます。まず、今日の教育政策を理解するために「我が国の経済発展と教育政策の展開」について戦後の歴史をたどりながら、なぜ現在のような教育政策に至ったのかをみていきます。そして「子どもの発達と体験学習の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性」について理解を深め、「学校?家庭?地域の連携」の具体例の検討、特にコミュニティスクールの意義について考えます。
この記事に関するお問い合わせ
- 教務部大学院事務室
- 住所:〒989-3201 宮城県仙台市青葉区国見ケ丘6?149?1 ウェルコム21
- TEL:022-727-2288
- FAX:022-728-6420
- E-Mail:graduate@tfu.ac.jp