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VOL.43 MAY 2007

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【6月科目修了試験のご案内】

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【卒業者アンケートより】

アンケート

 この春通信教育部を卒業した方に,通信教育部での学習についてのアンケートのご協力をいただきました。卒業者227名(社会福祉学科146名,社会教育学科7名,福祉心理学科71名)のうちご回答をいただいた147名の集計結果とメッセージを紹介させていただきます。学習の参考にしてください。また,要望?提案については,今後の通信教育部運営の参考にさせていただきます。

●卒業後の進路について

問1 卒業後の進路(就職?転職)についてお伺いします

問1

●学習時間について

問2 普段の学習方法?時間について特に工夫したことはありますか?

問2

 自分なりに工夫したこと(具体的内容)では,以下のような取組みが寄せられました。

  • 学習時間は,空いている時に取るというより,自分でつくるという姿勢でおこなった。
  • 勤務中の空いている時間を活用し,仕事の前後にも勉強した。
  • 常にテキスト,参考資料,辞書をカバンに入れて,暇な時に読む。
  • 自分のモチベーションが上がることは何かを考え,そのことをうまく使って勉強のきっかけを作る。ネットができる人はフル活用した方がいい。普段から教科書やそれに関連した本を読む癖をつける。
  • スクーリングや科目修了試験での出会いを大切にする。
  • 図書館は落ち着いて勉強ができるのでよく使用した。
  • テキストだけではなく,関連する内容の文献,インターネット,テレビ番組,新聞などから情報収集した。
  • 学習会は,ぜひ行った方がいい。必ず1人では行き詰まる。

問3 学習計画を作って活用しましたか?

問3

 学習計画やその他学習全般についてのアドバイスでは,以下のような取組みが寄せられました。

  • 具体的目標をつくること。1カ月単位?1年単位の学習予定表もつくる。
  • 学習予定表は,郵便の集配時間も計算して計画する。
  • 試験?スクーリング予定に合わせ,レポート提出日を決めて,それまで仕上げるようノルマを作った。
  • 学習意欲がおきない時は,学校の図書館にいって,他の学生ががんばって勉強している姿を見て,やる気をおこしていた。
  • 自分が興味のある科目からレポートを書いていった。書けばレポート学習に慣れてくる。
  • 勉強は漫然とするのではなく,課題やテーマを集中して意識的にやった。集中力のない長時間より,集中した短時間の方がよい。
  • 持続力が保てるように工夫し,持続力が保てるよう努力さえすれば,学習がはかどる。
  • スランプにおちた時は,ダラダラと勉強するのではなく,気分転換をして,別のことをするとよい。

●レポート学習について

問4 テキストの読み方について特に工夫していることはありますか?

問4

 テキストの読み方について特に工夫されていることには,以下のような取組みが寄せられました。

  • 課題を常に覚えてその視点にそって本を読むようにしている。
  • 奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】箇所,興味をもった箇所に付箋?マーカー?下線をつける。
  • 奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】箇所は,ノートやテキスト脇に書き込む。
  • とにかく,理解できるまで何度も読む。
  • キーワードを見つけ,大切な部分だけ読む。
  • 大切な箇所をチェックし,その章では「何を言いたいのか?」ということを意識しながら読む。関連する他の箇所に目を通したり,参考書や資料で確認するようにした。
  • 各テキストが厚すぎてすべてを読むことができない。これはレポート課題に関係する部分を主に読むことで終わる。つまり,全般的な基礎知識が身につかないということであった。残念だった。

 レポート作成の手順についてお伺いしたところ,下記のような例が寄せられました。

  • 課題を読む→テキスト?参考文献?ネットでの学習→まとめる→下書き→清書
  • 課題を読む→テキストの必要部分を読む→不足部分をネットで検索→PCを使用してとにかく書く→まとまるように構成→清書
  • 課題を読む→テキストを最後まで読む→課題を読みながら,テキストの必要部分を読んでみる→課題の問題点を書き出してみる→下書きを書く→清書
  • 課題を読む→テキストの必要部分を読む→文献(資料)を用意して読む→メモを作り→下書き→清書
  • テキストを全部読む(しかしサラッと)→課題を読む→テキストの必要部分と参考図書を読む→下書き→清書
  • レポート課題によって,テキストを全部読むか,必要部分を読むかを決める

問5 参考文献(資料)はどのように入手されましたか?

問5

問6 レポートの下書きにパソコン(ワープロソフト)を活用しましたか?

問6

 入学後最初のレポートを提出するまでの期間は,1カ月という方もいれば1年以上たってという方もおられ,バラツキが多かったです。1課題や1科目あたりの学習時間も,設問があいまいだったこともあり,1課題あたり約10時間という方から文部科学省が定めている目安の45時間を大きく超えている方まで,大きくバラツキました。1課題あたり20?30時間あたりの方が多かったようです。また,課題によってもかかる時間は大きく異なるという意見が多くありました。

問7 文書を書くのは得意ですか?

問7

問8 本を読むのが好きですか

問8

 レポート学習では,(1)本を読むことと,(2)書くことの2つがとくに求められます。本を読むのが嫌いなのが17%,書くのが苦手なのが約50%おられますが,卒業まで進まれたわけで,相応の努力をされたことと推察いたします。

 レポート学習のアドバイスでは,以下のようなメッセージが寄せられました。

  • 書きやすそうなレポートから書く。
  • スクーリング後に早めに書き上げるのが一番。
  • はじめから良いレポートを書こうと思わないで,教科書の内容にそったもので良い。
  • テキスト?参考文献をよく読んで内容を理解してから,取り組んだ方がよい。
  • 課題を何度も読み,何を求められているか理解する。課題に沿って勉強すると科目のポイントがつかめてくる。
  • レポート課題集のポイントを読み,課題で何を求められているか考え,ポイントがずれないようにすることが大切だと思う。
  • レポート学習は学習の積み重ねが必要。すぐに書けなくても,テキストを読んで考える作業を積み重なれば,必ず書き進められるようになる。
  • 丁寧に教科書を読むことが基本でとても大切。非常に難しい課題もあったので,その場合スクーリングを受けることで,「書けるかも」「わかったかも」とひらめくこともあった。
  • スクーリングで聞いた先生によるテキストのチェックポイントにアンダーラインを引き,参考文献で人物や奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】な用語をテキストに書き込みした。
  • わからない言葉?単語はすぐ調べる。一見,時間がかかりそうに思えるが,確実に合格をもらえるし,調べたことが他のレポートでも関連するため,レポートが書きやすくなってくる。
  • テキストを読んでもわからない場合,同じ分野でやさしく解説している本を探して,大まかに理解した上でテキストを読むと理解が深まる。
  • 読みやすい自分のレベルにあった参考書さがしにエネルギーを使った。
  • テキストを読んでわからなかったら,自分が読みやすい本(参考書)を捜すこと。3?4冊でも部分的でもわかりやすい本を読んで,テキストにもどるとまた違ったわかり方があらわれてきて少しずつおもしろくなってくる。
  • 関連のある科目は,同じような項目,内容が多いので,参考文献が共通してそのまま活用できる。同時期に学習すると理解しやすく効率がよい(例 社会福祉原論と地域福祉論,医学一般と介護概論等)。
  • 図書館を利用し,可能な限り多くの図書を読み自分なりの考えをしっかりと持ち,自分なりの観点からレポート課題の設問に答えていくことが大切だと思う。

 レポート学習に関する要望?提案として,以下のような意見が寄せられました。

  • パソコン文書を認めて欲しい(時間がかかる。文書は苦手。腱鞘炎になりかけた等)。
  • メールによるレポート提出も認めて欲しい。
  • レポート課題集を読んでも,課題の内容がわからないものもある。アドバイスのコーナーでわかりやすく説明していただけると助かる。
  • 入学時に学習方法等のオリエンテーションビデオを作成してほしい。
  • 先生や卒業生を交えたレポート勉強会をおこなって欲しい。
  • 「文章表現」「文章表現作成法」等のレポート作成の基礎となる内容の科目のスクーリングを開講してほしい。

●科目修了試験について

 科目修了試験の準備(勉強方法)については,以下のような実例が寄せられました。

  • レポート,テキスト,ノート,参考文献を読み返した。
  • レポート,テキスト等の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】箇所にラインを引く
  • 科目修了試験の問題を覚えておいて,不合格の場合,テキスト等からその範囲を徹底的に暗記する。今後,受験する問題に目をとおす。
  • 自分で試験問題を考え,書いてみることが効果的。
  • 1週間前ぐらいから集中して行う。受験科目数によっては,2週間ぐらい前から。

 科目修了試験についてのアドバイス?提案については,以下のようなメッセージが寄せられました。

  • わからなくても,自分の知識でひたすら書く。
  • 一度で受かろうと思わず,回数を重ねること。
  • 試験の問題は,範囲が広い学習が必要であるため,レポート課題だけではなく,日頃,関連知識を広めるよう情報収集しておく必要がある。
  • 索引に書いている用語は,調べて,理解しておくと良い。
  • 試験勉強はあまりしなかった。レポート課題のような問題を自分で作成し,回答してみた。ヤマが当たればよいですが。全然関係のない細かい問題は頭が真っ白だった。

●学習仲間や協力をいただいた方について

問9 通信教育部に「学習仲間」はできましたか

問9

問10 「学習仲間」とはどの程度連絡を取り合いましたか

問10

問11 学習を進める上で支え協力してくれる人はいましたか

問11

問12 学習を進める上で支え協力してくれる人はどのような人でしたか

問12

問13 職場の協力は得られましたか

問13

 通信教育部での仲間作りに関する要望?提案については,以下のような意見が寄せられました。

  • 夏の交流会開催をもう少し明確にわかるようにすると参加しやすいと思う。
  • 昼休みに30分くらい集会を開いて欲しい。
  • 科目修了試験後にも交流会を開いて欲しい。
  • 交流会や学生会をもっと開いて欲しい。
  • 仲間が欲しいとは思わなかった。どうしても比較してしまい自分のペースで進めることに不安を感じることを恐れていたため。でもスクーリングで皆さんと話をすることはたのしかった。

●学習全般について

問14 学習をしていて辛かったことはありましたか

問14

問15 学習の断念を考えたことはありましたか

問15

 学習していて一番辛かったこと,どのように克服したかについては,以下のメッセージが寄せられました。

  • 最初のレポートがとても苦労した。
  • 一生懸命おこなったレポートが再提出だった時。
  • レポートが書けない,進まない,何度読んでもわからない時。
  • 書いても書いても,なかなか減らないレポート課題におしつぶされそうになった。しかし,根気で乗り越えた。
  • 仕事?育児の両立が難しかった。
  • 休日,あまり遊べないこと。
  • 家族の理解が得られなかったが,負けずに学習を継続した。
  • 何度もレポート再提出となり,行き詰った時は,友人に相談した。
  • レポートが再提出でもどされたとき,どうしても書けず半年以上提出しなかった。忘れた頃にもう一度,課題を読んでみたらヒントが見つけられた。

 学習していて一番楽しかった(面白かった)ことについては,以下のような実例が寄せられました。

  • レポートが優だった時。
  • 先生のコメントで,レポートを出すまでの苦労が報われたと思われる内容だった。
  • 今まで分からない内容が理解できた時。
  • 知らないことを,また知っていると思っていたことをあらためて学ぶことができたこと。
  • スクーリングで先生の話を聞いた時。
  • 学習を通じて,自分が成長していることを実感した時。
  • 学習をとおして,県外の仲間ができたこと。見識が広がったこと。
  • 4年生になると参考書を捜すこと,本を読むことがとても好きになり,読む速度が速くなったと思う。
  • 必要にせまられてではあったが,いろいろな本に出会えたことである。
  • とにかく学びそのもの。知ることの喜び,達成感は楽しみでした。
  • 友達ができた。知らないことを知ることができた。修得単位が増えると幸せな気分になる。
  • 自分が普段,何気なく行っていることが,社会福祉援助技術という科学的な裏づけがあることを知った。技術というと介護技術のような目に見えるものばかりだと思っていたので,自分にも技術があると実感し,興味深かった。

 学習の断念を考えたのはどのような時か,またどのように克服したかについては,以下のような実例が寄せられました。

  • 学習が進まない時。
  • 仕事が多忙でスクーリングがなかなか受けられない時。
  • 1年目何をすればいいかわからなかった。レポートを出したら少し楽になった。
  • 妊娠?育児により断念しそうになったが,スクーリングを受けて刺激を受けた。
  • 職場異動で環境適応に精一杯で勉強できない時(時間が解決した)。
  • 学費を支払い済みであることを思い,何のために始めたのだと自問自答を繰り返した。

 これ以外にも多くのメッセージや具体例をお寄せいただきました。また,紙数の関係で,実習に関する部分は今回紹介できませんでした。今後も引き続き,ご紹介してまいりたいと思います。アンケートにご協力いただいた卒業生の皆様に厚く御礼申しあげます。

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