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VOL.51 MAY 2008

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【6月科目修了試験のご案内】

【夏期スクーリングI?IIのご案内】

【通信制大学院コーナー】

【お知らせ】

【卒業と資格?免許状取得のために】

【卒業者アンケートより】

【芹沢銈介美術工芸館】

【ひろば】

【卒業者アンケートより】

3月卒業者 アンケート結果

 平成20年3月22日に本学通信教育部を卒業した244名を対象にアンケート調査を実施しました。5月2日現在115名(回収率47.1%)の方からいただいた回答の集計結果の概要は下記のとおりです。今回は「どのように学習に取り組まれたのか」等,学習方法を中心にご紹介します。是非これからの学習の参考としてください。次号でも引き続き実習等についてのアンケートや学習上の工夫なども公表予定です。

問1 在学中?卒業後「卒業?資格?学んだこと」をいかして転職?就職を行ったか(予定も含む) N(回答の総数)=134

Q1

問2 通信教育部で得た資格?学んだことを今後どのようにいかしたいか(抜粋)

  • 制度に基づいて福祉を行うことに大きな矛盾を感じています。制度に振り回されない仕事ができれば……と思っているのですが……。
  • 利用者やそのご家族の立場に立って,どうすることが一番幸せなのかという視点に基づいて援助活動をしていきたいと思います。そして,利用者(子ども)の可能性を信じ,持っている能力を活かして社会で活動できるように支援していきたいと思います。
  • 利用者が自由に選択できる幅や深さを広げられるような知識の使い方をしたい。
  • 医療福祉に興味があり,在学中に病院の看護助手になり働いている。実際に患者たちに触れていて感じることは,身体のケアに比べて,心のケアは不十分なのが現状だということであり,今後はターミナルケアも含め,患者や家族の心理的負担が少しでも軽くなり,心が安らぐような環境作りに貢献したいと思う。
  • 心理学を学んで,家族のあり方について勉強になった。子育てに,夫婦関係に,プラスになるようにしたい。
  • ケースワークやグループワーク等の社会福祉援助技術は,利用者やその家族のみにとどまらず,ケアスタッフやその他の職員間の人間関係づくりや調整にも役立つように感じました。その意味で,他職種協働のためのツールとしても有効に活用していきたいと考えています。
  • 福祉を総合的にとらえて,どの分野でも対応できるようになりたい。そのために,今の職場を,本学卒業を機に退職し,比較的大きな法人に転職した(異動があるので)。
  • 現在の仕事上でも,子ども,親,障がい児らに対し,ずいぶんとここでの学習が役立っていると思いますが,雇用が期限付きということもあり,今後は就職活動に活かせたらと考えています。
  • 支援を必要とする人に対してスムーズにほかの機関につなげることが,以前に比べてできるようになっているので,良かったです。
  • 教科書だけではなく,スクーリングで先生から聞いたお話で心に残ることを,職場やいろんな場面で,他の人にも伝えていきたいと思っています。
  • 国家試験の結果はまだ分かりません。でも本来の目的である精神障害者,または“障がい者”と呼ばれる方々の偏見,差別の実態を知り,国の政策の遅れ,有名な病院(精神科)の実情を知り得て,微力ながら周りから少しでも良いから変化させようとしています。現在,勤務先に知的障がい者のパン屋さんのパンを販売していますが,すぐ売れて,次回を待つ利用者が多くなりました。精神障がい者の方々への接し方も看護師たちは理解しています。確実にです。うれしいです。
  • 知的障害者等の心に寄り添い,彼らの気持ちを受けとめられるよう,言葉なき世界に自らの心を傾けることができるよう努め,彼らと伴に生きていきたい。
  • 仕事(看護)で,常にいかしていけると思う。患者さんやスタッフとのコミュニケーション,面接など。
  • 障害や病気のある方で,できるだけ自立して暮らしたいと思っている方のために,何かしたいと思っている。現在は病院で,視覚障害のある方の会計や問診表記入のお手伝いや,車椅子の方の搬送などのボランティアをしている。今後(もし向いていれば……)ターミナルケア病棟の患者さんとお話したり,イベントの企画に参加して,心理面でのケアのお手伝いもしていきたい。
  • 現在NPOでヘルパーとして働いていますが,事業所が社会福祉法人化を目指しています。その際,精神分野の授産所をつくる予定で,そのときにPSWとして正規で働かせていただける予定になっています。
  • どのような仕事であっても,福祉や心理の知識は決してムダになることはないと考える。できれば資格を生かした仕事をしたいとは思うが,そうならないとしても,自分自身の生活の中で生かしていきたいと考える。

問3 学習に対してどのように取り組んだか N=225

Q3

◇科目に応じて学習スタイルを切り替えることがポイントのようです。

問4 学習計画を作成し活用したか N=115

Q4

◇学習計画の活用は半分に分かれました。

◆どのように学習計画を作成し活用したか(具体的内容)(抜粋)

  • 『学習の手引き』にあった学習計画表のフォーマットを活用し,コピーをとって,レポート提出期限,レポート評価結果,スクーリング予定,スクーリング結果,科目修了試験予定,結果を随時書き込むことで視覚的に達成度を確認していった。
  • 毎年,科目履修登録を行ったら,その科目のスクーリングの予定を書き込み,どの科目を科目試験にするか,スクーリングにするかを決め,それに合わせてレポートをいつまでに完成させるかを記入した(『学習の手引き』の学習計画表を利用)。
  • 電車での通勤や移動時に本を読み,週末にレポートをパソコンで打ち込み,平日の仕事帰りに喫茶店でレポート用紙に書き写す作業を行った。

問5 1回の学習にかける時間 N=115

Q5

◇「3?4時間」「1?2時間」の順に約6割を占めました。

◆1回の学習にかける時間(具体的内容)(抜粋)

  • 仕事がない日は“休日”ではなく“大学の日”と考え,図書館に行き,閉館までいた。それでも終わらない時は,家でもやっていた。
  • 通勤の電車の中で短い暗記ものに取り組んだ。

問6 学習時間の確保 N=115

Q6

◇「一気にまとめて学習する」と「毎日コツコツ学習する」がほぼ半分に分かれました。

問7 普段どこで学習したか N=204

Q7

◇「自宅」以外に自分に合った学習場所でご努力されてこられた様子です。

問8 学習をしていて辛かったこと(抜粋)

  • なかなかレポートが書けなかった。やる気が起きなかった。資料や文献を集めるのが大変だった。
  • 常にレポートに追われているプレッシャー。やらなければならないのに疲れて眠い。なんだかダラダラ時間が過ぎる。自己嫌悪になる,の悪循環。
  • 入学当初の希望は,仕事の忙しさと疲れですぐに消えてしまった。目安としての年間計画をたててはいたが,本来の意思の弱さも加えて,思うように進まないことは辛かった。また,レポートの書き方がわからず,はじめから再提出はかなりショックであった。スクーリングに出席し,みんなが同様の悩みをもっていることを知り,安心。レポートは,数をこなすしかないでしょうか。学生掲示板(パソコン)もよく,のぞいてました。
  • 常にレポート提出のことが頭の片すみにあるのだが,スランプに入ると何ヶ月も手につかなかったりした。
  • 学習に必要な本を読んでいても意味がわからなかったことがあった。
  • レポートがなかなか書けないこと,レポートが再提出になること,科目修了試験で不合格になることがつらかった。
  • 独りで勉強することのモチベーションの低下など。
  • 思うようにレポートが進まなかったり,再提出がきたりすれば,何をどのようにまとめればよいのかわからなくなった。
  • 通学のときと違って,相談できる相手,分かり合える相手が近くにいないこと。レポートを書いていて「これでいいのかな」と不安に思い,ペンが先に進まないこと。
  • ほぼ全科目苦労した。資料が沢山集められる科目は,短く2,000字にするのが大変だった。
  • 時間をかけるとそれなりに良いレポートが書けるような気もするのだが,それはそれで大変なので,どこかで「これでよい」と区切りをつけないと,卒業が大変遠い道のりになってしまうと思う。

問9 学習をしていて辛かったことをどのように克服したか(抜粋)

  • 本を読んでいても理解できないことがあれば,何回も読み直せばわかるようになるというある先生のコトバが参考になった。あと,用語の意味,(例)抑圧がわからなければ,心理学辞典や広辞苑で調べることが必要。調べることを面倒くさがっていては,いつまでたっても勉強が進まない。
  • きちんとすべてを理解しないとレポートを出せないと思っていたが,テキストは課題に関わる箇所を読み,関連図書で自分の考えを構築し,とりあえずレポートを出してみる,という学習方法に切り換えた。
  • 1つずつ書いていったら,いつかは終わりがくると信じること。
  • 本屋をかけずりまわって,手当たり次第に内容を確認した。
  • 疑問に思っていたことが学習を通して理解できるようになったとき,楽しく感じられた。レポートが返ってきて,内容を認められたとき,楽しさがわいてきた。

問10 学習をして楽しかったこと(抜粋)

  • 様々なレポート課題に取り組むため,普段の生活では決して読むことがなかったであろう本を読み,世界が広がったこと。
  • 同じ思いをもつ人たちにスクーリングで出会え,知り合うことができた。
  • 自分の興味のある分野について,スクーリングで話を聞け,かつ教科書や参考文献でその興味に深みができたこと。
  • 学習により,理論的に考える力がついた。職場でも自信を持って発言できるようになっていったこと。
  • 障害者福祉論でのノーマライゼーションの理念や社会福祉原論や公的扶助論において共通する福祉の歴史を学ぶときが,学習をしていて楽しかった。また,スクーリングでの先生の話も非常に興味深い,考えさせられるものであった。
  • 本を読み,知識を吸収すること。新しい知識に出会えること。文章力が伸びたことを実感できたこと。
  • レポートに書かれている先生方のコメントを心の支えにしました。評価はともかく,レポートに対するごほうびだったと思います。
  • レポートが「優」で戻ってきた時。また,新しい発見があった時や,その勉強したことが仕事に反映できた時。
  • 心理学を学ぶ中で自己をみつめ自己受容を進めることができた。これまで対人関係について己の持っていたマイナス面を客観的に理解するという副産物を得ることができた。
  • 福祉とは何か,全く私の理解がうわべだけであったこと。そしてスクーリングに出席し,先生の話を聴き,「目から鱗」のように学ぶ楽しさを知りました。本当に勉強になり,同時に自分の傲慢さも知りました。変わったとよく言われるようになりました。
  • 点でしかなかった知識が学習することで線となり,広がりをもったこと。
  • 物事の考え方の答えは,ひとつではないという世界を知ったこと。自分の考えを相手に伝えても良いのだという空間がおもしろく,また,いかにうまく相手へと伝えるかと考えることも楽しかった。
  • 知らなかったこと,わからなかったことが,わかるようになるということ。心理アセスメントは,看護における看護過程と同じ考えであることがわかったし,教育心理学はテキストを読んでいても,教育という考え方が変えられた科目です。興味をもたせることの大切さや,評価のことなど,視点が変わっておもしろかったです。
  • いろいろな本に出会うことができたこと。このような機会でなければ読むことはなかった専門書等。
  • 仕事のなかに関連性をみつけた時。

問11 スクーリング,レポート学習で印象に残ったこと(抜粋)

  • 心理学のスクーリングは,本を読んでいるだけではわからなかったことが理解でき,出席して良かったと感じるものが多かった。
  • 高齢者福祉論のスクーリングで中里先生の熱い講義を受けたこと。
  • 田中先生のスクーリングでは「社会福祉とは?」を深く考えるために必要な学びがたくさんありました。あっという間に時間が過ぎ,充実したスクーリングとして強く印象に残っています。
  • 福祉社会学。赤塚先生の熱い授業に感銘を受け,“生きるとは何か”“幸福とは何か”を考えさせられた。
  • スクーリングで学ぶ機会を得たことにより,初めて知った精神障害者の方々の世界。きっと,この機会がなければ,今しばらく知らないままでいたのであろう自らの社会への無関心さと向き合う機会ともなった。参考文献にあたっているうちに,今や,愛読書となった著者との出会いがあった。
  • 両親が介護保険を利用することになり,老人福祉や医学知識等を少し学んでいたので,スムーズに申請等が進みました。
  • すべての科目で役立ちました。大袈裟かもしれませんが……知識を生かすも殺すも自分次第と実感したことが一番の収穫です。
  • 障害児の療育をしているので,障害児の辛さや,その保護者の辛さを改めて考え直すことができた。
  • 老年心理学を学んで両親の気持ちや状況が少し理解できるようになったこと。
  • 児童福祉論で,幸せな生活を送ることができない子どもがいるという現状を,VTRを通して改めて身近に感じることができたこと。現場を知っている千葉先生の話がとても良かった。他の先生方も現場を経験されている方が多く,本当にわかりやすく教えていただき良かった。
  • 心理学実験のスクーリングはレポートがとても大変だったが,面白かった。
  • 社会福祉原論のスクーリングでは,知識を深めていくことの楽しさ興奮と共に,常に謙虚であることの大切さを感じた。もっと先生の話を聞きたかった。先生に紹介された本を読むとスクーリングの時のワクワク感が蘇る。
  • 児童青年心理学の3単位目のレポート「若者文化について」は,自分の生活や友人関係を改めて考えるきっかけとなった。その後の生活に影響を与えてくれた課題だった。
  • スクーリングの時,先生のお話しの中で,学習のやり方は人それぞれで,その人のやり方に合った方法で学んでよい等の話がありました。人によって認知にも多少の差があり,その人なりの学習方法でやることが,身についていくことにつながるのだとわかり,自分流の学び方を(やりやすい方法を選んで)見つけることができました。

問12 通信教育部の学習を通じて何が得られたか N=503

Q12

◇「社会福祉学?社会教育学?心理学に関する基礎的な知見」のほか,「目標を立てて何かを達成する力」「調べたことを文章にまとめる力」の回答が上位を占めたのは,自立学習による通信教育らしい特徴といえます。

問13 テキストの読み方で特に工夫していたこと(抜粋)

  • 下線やマーカーを引き,難しい表現は自分の言葉にしてわかりやすく簡潔にまとめて教科書のすみにメモ書きした。課題集のアドバイスのポイントは付箋を貼って一目でわかるようにした。
  • 1回目に読むときは全体の流れをつかむ感じで一通り読み進め,2回目に読むときはレポート課題に沿って奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】と思われる部分や活用できそうな表現に下線やマーカーをつけながら読み進めた。
  • レポート作成の際,文献に目移りしてしまい,最終的には参考文献はしぼりこんだ方がよいと感じた。

問14 1単位分(1課題)のレポート作成に要した時間 N=115

Q14

◇「10?20時間未満」「5?10時間未満」の順で約7割を占めました。

問15 レポート作成?単位修得等特に苦労した科目があれば,その科目名とどのような点で苦労したのか(抜粋)

  • 精神保健福祉論,社会福祉原論,精神科リハビリテーション学がどのようにすれば不可でないレポートになるのかが見えなかった。
  • 心理療法:テキストを読んでも実践的な内容になるとイメージが沸きにくく,苦労した。レポートも3度程再提出となり,課題が求めている内容を捉えるのに苦労した。
  • 福祉心理学:題意把握が難しかった。
  • 認知心理学の教科書を読んでも,なかなか内容が理解できずにレポートを書けなかった。
  • 人格心理学:自分を見つめ,自分を知る,というのは難しかったが,非常によい課題であった。自分というのは,なかなか自分自身を見ていない,気付いていないことを思い知らされ,文章にするのが大変だった。自己分析についてじっくり考えたことがないので,苦労した。
  • 心理学研究法I:今はスクーリングがありますが,私が受講していた時はなかったので,独学だけで研究の流れをつかむのはとてもむずかしかったです。
  • 臨床心理学:はじめの方に学習したので,文献の使い方やレポートの書き方など振り返ると,まだ半端な中での学習であった。
  • 社会福祉援助技術論II?児童福祉論:科目修了試験合格までに苦労した。
  • 精神保健福祉論I?II:先生が言う課題にそったレポート作成がなかなか書けなかった。
  • 精神保健福祉論I?II:何回も再提出で,さすがに何が悪いのか分からず,チャンスがあったのでスクーリングに参加し,わかりました。担当の先生はテキストや資料だけのレポートではなく,現場の声を書くこと,現実を自分でたしかめる大切さを教えてくれました。
  • 精神科リハビリテーション学では,参考図書で調べても,理解するのに時間がかかりました。
  • 社会福祉原論4単位めはどうしても先生の課題と私の論点が合致しませんでした(6回不可でした)。

問16 「レポート学習」について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • どんな本にも必ずヒントが隠れていると思います。「これだ!」というのを見つける楽しさを感じることができれば良いと思います。
  • 「1日1行でも……それが無理なら10日に1行でも……」と,とにかくカメの一歩でも積み重ねれば必ずゴールに近付くと自分に言い聞かせてやってきました。どうしても書けないときは,キッパリ忘れて気分転換し他のことをやって,半月後位に再チャレンジしてみるといいかも。
  • 自分の興味のある科目からやれば良いと思います。また,1単位目の課題が書きにくいと感じたら,2単位目,3単位目,4単位目と,とにかく書きやすそうな所から手をつける(順番にこだわらず)。
  • あまり完璧を求めず,とりあえず書いてみることだと思います。一度出して再提出になったら,もう一度出す,というのも一つの手段ではないでしょうか。完璧を求めて萎縮するのが一番恐い気がします。
  • レポートの課題は一度読んだだけでは大変難しく何を書けば良いか分からないものです。私もよく課題集にむかって文句を言っていました。しかし,何度も課題とテキストを読んでいくと,「どうもここらへんをまとめるんだな?」と分かってきます。「絶対できる!」と念じて,最後まで頑張って下さい。
  • 入学して間もない方であれば,「不可になったらどうしよう」と不安になり,より完璧に近いものを目指してなかなか学習が進まないということもあるかと思います。でも,最初は誰でも1年生です。レポートに不備があれば,そのアドバイスをしていただける絶好の機会が「添削」です。袋小路に迷い込む前に,その機会を積極的に自分から得るようにしてください。
  • 1つ仕上げたら次も関連した課題を仕上げてしまうこと。あちこちに手をつけて下書きを途中にしておくと再度とりかかった時にすぐに思い出せず時間のロスになる。集中してひとつずつ片付けた方がよいと思う。
  • 日頃から新聞などで情報収集しておくと助けられる。
  • レポートは書き方が分かってきて,課題に沿った文献がみつかれば割と早く書けるようになると思う。
  • 積極的にスクーリングに参加すると,理解が深まり,レポートが書きやすい。
  • 本をたくさん読んで自分の考えをまとめること。社会人ならではのその経験を利用し,自分のことばに置きかえると深まる。心理学関係のセミナーや,講演会(他の団体主催)に出ると,生きた情報が得られる。
  • “あきらめずに何年かかってもいいから自分のペースでがんばってほしい”ということです。貴重なお金と時間をかけるのですから,何を重視するか,単位か教養か,資格かで勉強法は違ってくると思います。
  • メモを作ってアウトラインを考えると理解もしやすいし,読みやすい文章になります。

問17 科目修了試験の準備に1科目あたりどれくらいの時間をかけたか N=115

Q17

◇「30分?2時間未満」「2時間?5時間未満」の順で約6割を占めました。

問18 科目修了試験のためにどのような勉強を行ったか(抜粋)

  • テキストを読み返して,自分なりのノートを作る。
  • 大切だと思う項目について,キーワードや説明文を書き出して,なるべく暗記した。

問19 科目修了試験の準備等について在学生へのアドバイス(抜粋)

  • 頑張って暗記してください。
  • レポートが優でも,成績はテストの結果でつくので,テスト準備は万全に越したことはない……が,実際暗記は若いほど有利だと思われ,ハンディがある感は否めない……。
  • 用語や人物名の丸暗記というよりは,その科目に対する,自分なりの考えをしっかりと用意しておくといいようです。恐れず,あきらめずに何度も受けていくと,その分勉強になると思います。
  • 過去問から,出題傾向を把握することだと思います。
  • 教科書,レポートを事前に必ず読み返すことだと思う。一度に沢山の科目を受けるよりも,計画をしっかり立て,少ない科目数を毎回確実に合格していく方が勉強しやすい。

問20 通信教育部で共に学ぶ「学習仲間」はできたか N=115

Q20

◇回答者の約7割が通信教育部で「学習仲間」を見つけました。

問21 「学習仲間」はどのようなことがきっかけでできたか N=160

Q21

◇「普通のスクーリング」「演習」「実験」の順で約8割を占めました。

問22 学習を進める上で理解し協力してくれる人はどのような人だったか N=176

Q22

◇「家族」が最も多く約4割を占めました。

問23 通信教育で学ぶことについて職場の協力は得られたか N=97

Q23

◇働いている学生の約7割が職場の協力を得ていました。

問24 本学通信教育部で学んで満足できたか N=115

Q24

◇「非常に満足」「ほぼ満足」の順に9割以上を占めました。

問25 本学通信教育部で学んで満足できたか(具体的内容)(抜粋)

  • 一生の中で経験できてよかった。
  • 良き恩師,良き仲間にめぐり会えたことです。
  • 「福祉」と出会い,色々な方とも出会い,「福祉」を学び,自分が一番成長したことです。自分が成長すると周りにもやさしくなれますね。
  • 4年間,本当に辛い時もあったが,たいへんな思いをして卒業できたことで達成感もあり,自分の自信になった。
  • 在学中は卒業できるか不安もありましたが,卒業して,今までやったレポートの山を見て,たくさんのことを学ばせてもらったことに気付き,満足しています。

問26 通信教育部で学んだ全般的な感想(抜粋)

  • オンデマンド?スクーリングがとても良かったので,受講できる科目がもう少し多いと,遠方の学生にはより便利なのではと感じる。
  • 最初に受講した障害者福祉論のスクーリングで私は強く決意し4年で卒業し,地域のため,そして将来の自分のために学び,貢献したいと思いました。また「人はそれぞれの考えをもち尊厳が満たされることで変わる」と理解しました。それからスクーリングには出席するようにしました。
  • 木村進先生の『With』(2006.3)のメッセージの中に“同じ卒業証書でも人によってその重みが違う”とありました。私がいただく卒業証書はどんな重さか,と今この6年を振り返り考えています。
  • 納得できない科目あり,すべりこんで合格した科目あり,堂々とした金メダルとはいかないまでも,この6年間,自分の心にずっしりとした銅メダル位の価値のあるものだったと感じています。
  • 初めてスクーリングに行った時に,年齢が違う方と一緒に勉強することができることをうれしく思いました。仕事をしながら勉強しているので,そこで知り合えた方と励まし合いながら,進められたことも良かったです。
  • 一年目の不安感を脱したのは,やはりスクーリングで学習仲間と会ってから。
  • 「心理学実験」などでグループになったり,二人で組んだりした折,親しみが持て,話す機会を得たのは大きかった。まずは楽しいと思えたことがよかった。何度もレポートの再提出や科目修了の再試験を受けたが,自分を励ますために,褒美と称して気分転換を兼ね,映画を観に行った。
  • 4年間通信教育で学んで,これまで曖昧に「これはこうなるんだ」と思っていたことが,学問をすることで明確になったことは,感激でした。夢中で子育てをして,今反省することもたびたびですが,発達段階,それに応じたそれぞれの心理を勉強して反省することもありましたが,安心することもありました。知る喜びを味わうことができました。
  • 何かをやりぬく力が,自分にもあるんだと気付かされました。
  • 3年次に編入してから,レポートを初めて提出するまで,3年2カ月もかかってしまいました。何度も,辞めようと思いましたが,『With』で先輩方のメッセージを読んでいると,「自分も頑張ろう」と胸をうたれ取り組むことができました。
  • 私はヘルパーとして特養で勤務している中で,「精神医療?福祉」についての知識の必要性を感じ入学しました。仕事と勉強の両立はとても大変でしたが,同じ境遇の仲間や,親切な通信教育部のスタッフさんのおかげでやりとげることができました。
  • 子どもたちの気持ちを少しでも理解できるようになりたいと始めた心理学でしたが,人の心はやはりわからないものなのだということがわかりました。その逆説的なところ,奥深さに余計に興味がわきました。
  • 資格や直接仕事に活かせるほど,自分の身についたかはわかりませんが,知的好奇心が満たされ,卒業前には漠然としていた科目の一つ一つが少し結びついて,相互に関係し,総合的に考えられるようになってきた気がしました。今は卒業ができ,ホッと開放感で一杯ですが,せっかく学んだ内容がさびないように勉強したいなと思っています。

◇以上,ご協力に御礼申しあげますとともに,卒業生皆様の益々のご活躍?ご健闘を祈念いたします。

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