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VOL.51 MAY 2008

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●特別展「染色家 芹沢銈介と考古学者 芹沢長介─ふたりの仕事と選びぬく眼─」  
 2008年4月21日(月)?7月21日(月)

 当館開館以来館長を務めた芹沢長介は平成18年3月16日に急逝され,本年は3回忌にあたります。今回の展覧会は当館の礎を築かれた前館長を追悼するものです。
 芹沢長介は日本の旧石器研究の第一人者として日本列島最古の人類遺跡の探求に輝かしい業績を残しました。父?芹沢銈介譲りの豊かな感性と直観力,物を選びぬく審美眼を持ち合わせ,それが考古学分野に生かされただけでなく,父と同じく世界各国の工芸品を蒐集することにつながりました。父のコレクションを引き継いで集めたアフリカの国々の木工品や装飾品,東南アジアやインド,日本の染織品や絵馬,東北大学在任中からあつめた東北地方の陶磁器,そして平成3年に開催した「東北の古人形展」,平成17年の「アイヌ文化の新資料展」のために精力的に蒐集した資料も紹介します。
 父は古今東西の気に入ったものを集め,身辺に置いて楽しんで作品創造のエネルギーとしましたが,長男は楽しむだけではなく考古学者らしい物の見方から徹底して調べぬき系統的に集めてその幅を広げました。また,敬愛する父?銈介の作品を常日頃とても大切にしていました。今回はなかでも特に愛用していたものや,父と子の温かい心の交流を示す作品を展示しました。遺された蒐集品を通して日々研究心旺盛であった芹沢長介前館長の生前を振り返りたいと思います。

?会期中は無休です。
?本学学生は入館料無料です。受付に学生証を提示して入館してください。

 スクーリングや勉強の合間に,リフレッシュのつもりでどうぞおでかけください。ミュージアムショップもありますので,お土産などにご利用ください。
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