*With TOP > VOL.12 AUGUST 2003 > 
* * * * * *

【秋期スクーリング I?IIのご案内】

スクーリング講義要項

歴史を見る眼 岡田 清一

 鎌倉幕府の政治史を概観するとともに,初代将軍源頼朝と婚姻関係を結んだ北条氏が,執権職就任後,他の御家人との確執を経験,打破するなかで,得宗専制体制を確立する過程を考察したい。また,政治的現象の背景に存在する社会現象についても考えてみたい。さらに,歴史学の基礎となる史料論についても触れ,文献資料の限界,非文献資料の操作等についても実例を提示しつつ考えていきたい。


現代社会を見る眼 生田目 学文

 「現代社会を見る眼」は共通基礎科目の一つとして学生の身のまわりの社会を見る「眼」,そして「見方」というものを養うことに重きをおくものです。本授業では一般的な社会理論の歴史的な学習ではなく,我々が毎日眼にしている事象について理解することを目的とします。まず,そのための視点?視座を定めるための「社会科学」的な見方を学習し,国内外で現在進行中の諸問題(高齢化?環境問題?情報化?安全保障問題?グローバリゼーションなど)について考察します。グループ演習を行い,さまざまな視点を持つ受講生同志がお互いから学ぶ機会を積極的に活用します。


情報処理II 石野 莞司

 80分×12回を下記のようにピリオドに分けつつ,それぞれのテーマに沿った実習授業を展開する予定です。受講学生として,基本的な入力やExplorer,Outlook Expressの簡単な操作ができる方を想定しています。
 Period1:第1?4回 Excelの操作—入力?編集?集計?分類?検索からグループ集計?図表?データ分析の初歩まで(データはインターネットから入手)
 Period2:第5?7回 PowerPointの基本—スライド資料の考案から作成まで
 Period3:第8?9回 プレゼンテーション技術入門—効果的に行うポイント
 Period4:第10?12回 Excel+PowerPointで発表技術を磨く(課題含む)
 念のため,スクーリング当日はTEXTを持参願います。


精神保健福祉論II 遠藤 克子

 精神保健福祉論IIでは,現在の精神障害者が抱える課題を解決するために,医療?保健?福祉にまたがる援助の中で福祉サービスを中心にした援助活動全体を概観する。
 精神障害者が社会福祉の対象として障害者基本法(平成5年)で位置付けられてから,10年経過,ノーマライゼーションの理念の具体化は法制度,専門的実践,市民レベルの活動など,どのレベルではまだまだ不十分である。新障害者プラン(平成15?19年度)において,約7万2千人の社会的入院を解決することが計画されており,地域生活支援が援助の中心になる。その際に精神障害者本人の主体性の回復?尊重が援助の中核であることを法?制度の現状,具体的実践を検討し考えていく。第7章の理解を十分に,第4,5,8,10,11,12章全体にも一通り目を通して,特に第8章は必ず事前に読んでおくこと。


社会福祉援助技術論 I 山本 邦男

 本講義では,社会福祉の目的概念や個別援助の方法について基礎知識を学びます。特に(1)ケースワーク発展の歴史,(2)個別援助技術の具体的な展開過程,(3)対象者のニーズや全体性把握を中心に,ケースワークの基本原理や価値,基本的態度など方法と技術について学習します。また,「医療と福祉」,介護保険における「ケアマネジメント」の具体的な事例を通して,インテーク(受理面接)や各種社会資源,「在宅ケア」における関連機関との連携の実際を学びます。

1つ前のページへ*このページの先頭へ

*
*
(C) Copyright 2002 Tohoku Fukushi University. all rights reserved.
*