VOL.17 MARCH 2004 【学習サポート】 【現場から現場へ】 【5月科目修了試験のご案内】 【春期スクーリングのご案内】
【通信制大学院コーナー】 【お知らせ】
【BOOK GUIDE】 【シリーズ?東北】 【ひろば】 |
【学習サポート】[生命の科学] 「世界に一つだけの花」を聴きながら教授 生命の科学はスクーリングを行っていないので,直接あった人はほとんどいません。いつもレポートを通してだけの関係です。そのようなことから,私のことはほとんどわからないと思いますが,私の苦手なものの一つにカラオケがあります。近頃はいろいろな集まりがあると,二次会などはカラオケに張り切る人がとても多くなりました。そんなときの私はとても大変です。現在,何の歌が世間で流行しているのかなどまったく知りません。 「花屋の店先に並んだ/いろんな花を見ていた/ひとそれぞれ好みはあるけど/どれもみんなきれいだね」 本当にさまざまなことを考えさせてくれます。社会福祉に関心を持つ立場からもいろいろな意味合いを感じることができます。金子みすずさんのいうように,「みんな違ってみんないい」のですね。 「それなのに僕ら人間は/どうしてこうも比べたがる?/一人一人違うのにその中で/一番になりたがる?」 20世紀のかつての競争社会が思い起こされます。「かつて」というよりも今もそうなのかもしれません。何気なく比べてみてしまうところが誰にでもあるのではないでしょうか。ということは,比べられてもいるのですね。 「そうさ 僕らは/世界に一つだけの花/一人一人違う種を持つ/その花を咲かせることだけに/一生懸命になればいい」 一人一人の違いを大切にしたいですね。社会福祉は社会の幸せづくり,一人一人の幸せは一人一人違います。一人一人の価値観も違います。一人一人の価値観を大切にした,よりよい支援をはかることがとても大切ですね。 「小さい花や大きな花/一つとして同じものはないから/No.1にならなくてもいい/もともと特別なOnly one」 最も気に入ったのは,最後のところです。No.1にならなくてもいい,もともと特別なOnly oneです。人と比べることなく自分自身を大切にして,自分だけの感性に満ちたいきいきとした生活を送りたいものです。 生命の科学は,「生命」,「生活」,「人生」の科学でもあります。一人一人の生活,一人一人の人生を大事に考えた内容でありたいと常に考えています。 |