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VOL.22 SEPTEMBER 2004

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芹沢銈介美術工芸館

●芹沢銈介コレクション 世界の民族衣裳

 型絵染の人間国宝で知られる芹沢銈介は,豊饒で質の高いコレクションを持つことでも有名です。それらは国境を越えてアジア,アフリカ,インドネシア,アメリカと広い範囲にわたっていますが,今回の展示では世界各地の民族衣裳を取り上げ,紹介いたします。
 世界にはそれぞれの気候風土や歴史によって育まれた文化,宗教観,世界観があり,民族固有の文様やかたちが生まれています。なかでも衣裳は民族独自の美意識が反映されているといえるでしょう。
 日本においては沖縄の紅型,庄内地方の被衣,アイヌの衣裳が独自の文化を感じさせます。海外では藍染とビーズ刺繍による丹精込められた台湾の衣裳,中央アジアの大胆な絣模様のコート,デザインに深い歴史を持つインドの洗練されたサリー,古代以来変わらぬ技法を受け継ぐインドネシアのタパ製衣裳,色鮮やかなグァテマラの貫頭衣,古くから織物技法のほとんどを獲得していたアンデス地方(プレインカ)の衣裳など,造形力の卓抜さ,力強さに根元的な美しさが備わっています。晩年手に入れたアフリカのラフィア製絞り染めスカートは,その斬新さに目を見張るほどの衝撃を芹沢に与えたといいます。
 芹沢はときに,型染めの工房で働く人々に蒐集の衣裳を見せたり,祝ってくれた誕生パーティのお礼に衣裳をまとって披露したりと,みんなを驚かせ楽しませてもいたようです。
 芹沢銈介の眼をとおして集まった世界の民族衣裳をお楽しみください。
 なお,会期中の11月6日には,当館館長による講演会も予定しています。

展示点数/約80点
協力/静岡市立芹沢銈介美術館(15点)
会期/2004年10月1日?12月18日
同時開催/芹沢銈介の作品
     宮城県のやきもの 堤焼?切込焼
開館時間/10:00?16:30(入館は16:00まで)
休館日/11月24?28日(大学入学試験日のため)

 本学学生は入場無料。
 コーヒーショップ,ミュージアムショップもありますので,どうぞご利用ください。
 ホームページ http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/

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