【卒業者からのメッセージ】
4年間を振り返って
社会福祉学科 R.M.
子育ても終え,家庭での役割も減り,仕事もある程度順調で,自分の時間が持てるようになった頃から「何かをしたい」気持ちをずっと抱いていました。そんな時に『奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】通信教育部開設』という文字を目にし,「これだ」と思い立ち,思い切って入学しました。
しかし,長い間机上の勉強というものから遠ざかっていた頭は,なかなか新しいことを吸収することができず,また,仕事と家庭その他いろいろな役割を持ちながらのレポート作成は,思っていたほど簡単ではありませんでした。
入学当初は5?6年かかって卒業できればいい,という思いがあったので1?2年次は勤務のやりくりをして主にスクーリングだけを受講し,レポートはほとんど提出できませんでした。しかし,何度かスクーリングを受講するうちに友人もでき,また多くの先生方の講義に刺激を受け,いつしか,こうしてはいられないという気持ちになっていきました。まわりの人が懸命に勉強し,4年間での卒業を目指しているのを見ると,自分も負けたくないという思いにかられていったのです。2年次の後半になって,それまでにないくらい必死にレポート作成に励みました。
レポートが書けなくて悩み続けた日々,レポートが待っている家に帰りたくなくて仕事に逃げたり,休日で時間はいっぱいあるのに何もしないで一日中ボーッとして過ごし,無駄に過ごした時間を悔やんだり,なんでこんなに苦しまなければならないのかと,途中で投げ出したくなったことも何度かありました。
それでも何とか卒業にこぎつけることができたのは,スクーリングを通じて知り合った仲間たちのおかげだと思っています。通信は孤独との戦いでもあり,1人で勉強するのはとても辛いものです。そんな時,仲間たちとの情報交換や,お互いの励まし合いが本当に大きな力になります。掲示板でのさまざまな呼びかけや情報提供にも随分助けられました。
後に続く後輩たちに進言します。通信で学ぶことを続けていくなら,ぜひスクーリングにできるだけ多く参加して,良い仲間をたくさん作ってください。仲間は多いほど力になります。
今思えば苦しい4年間ではあったけれど,楽しみの多い4年間でもありました。試験の成績や結果を待つドキドキ感,大学からのいろいろな知らせを郵便受けに見つけたときのワクワク感,そして,この年になってこんなに大きな収穫を得ることができたことは,私の人生にとって最大の出来事といえるのではないかと思っています。
4年間,スクーリングの際や,さまざまな事務手続きや,疑問質問に対しての対応など,いろいろ面倒を見てくださった事務室の職員の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
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