学習の手引き -2012~2016-
平成24年~平成28年度入学者用
資格?免許状取得のための履修方法
Ⅵ その他本学で取得できる資格
7 その他心理関連の資格と職業
「臨床心理士」とは,臨床心理学など心理学の知識や諸技法を生かして,心の問題にかかわる「こころの専門家」のことです。仕事の内容には,主に,臨床心理査定,臨床心理面接,臨床心的地域援助,およびそれらの研究調査等があります。
臨床心理士の資格は,指定大学院修士課程において「臨床心理学」を専攻した後,「臨床心理士資格認定協会」の資格審査に合格すれば得られます。本学通学課程の「大学院修士課程福祉心理学専攻臨床心理学分野」は,資格認定協会から指定された第1種指定校ですので,修了すれば受験資格が得られます。
なお,平成27年秋に,心理職の国家資格である「公認心理師」法が成立しましたが,平成28年2月現在,通信教育部での対応予定は未定です。
福祉心理学科は,本来いろいろな福祉や教育の現場で,心理学を生かした仕事をする人材の育成を目指しているので,そういった意味では,職種は数多くあることになります。そのなかで,心理学を直接生かせる職種には,少年鑑別所?少年院などの法務教官(法務教官採用試験に合格が必要),家庭裁判所調査官(家庭裁判所調査官補採用Ⅰ種試験に合格が必要),国家公務員?地方公務員「心理職」,スクールカウンセラー,各種病院?施設?企業?相談所のカウンセラーなどがあります。また,産業界での人事?教育?広告?調査?マーケティング等でも活躍が期待されています。