VOL.15 DECEMBER 2003 【学習サポート】
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【学習サポート】[教育心理学] 秋期スクーリングを終えて講師 スクーリング,本当にお疲れさまでした。 仕事がら,常に子供達の学習について考えているので,とても興味深かったです。特に「発達の最近接領域」と「好奇心」の話は,今後子供達を指導していく上で生かしていきたい内容でした。子供達が常に好奇心を持てるようなレッスンをするというのは口で言うほど簡単ではありませんが,今回の授業を受けて,努力不足だった点について反省しました。自分自身が点数で判断される教育を受けてきたために,目に見えるものだけで子供たちを判断しがちですが,子供たちは目に見えない可能性をたくさん秘めていること,そしてそれを引き出してあげられるかどうかは,こちら側にかかっているということを常に頭に置いて,子供たちに接していきたいと思います。 教育とは,「甲と乙」の関係でしかないと考えていた。どちらかというと先生から生徒への一方的な教示であると考えていた。しかし,その様なことではなくて,先生と生徒の相互関係で成立するものであると感じた。最後に「先生が与えた問題を生徒自身の問題として捉え,入替りの促進が課題である」という点について,「教える」ということは知識のみ教えるということだけでは不足しているのと同時に,大変難しい行為だと感じた。 私は「教育」という言葉を嫌っていました。それは,無意識に「教育とは教師が子どもに知識を教えてやるものだ」という考えを持ってしまっていたからだと,講義を受けて気づきました。また,先生の障害のある方々への考え方も,自分の考えていることと重なる部分が大きく,大変興味深かったです。障害は,その人が持っているのではなく,その人が今この社会で生きるときに何らかの不都合が生まれ,その間に障害があるのだと思っています。 これら以外にも,いや全員分お載せしたいところではありますが,そうもいかない。それにしても,「以前とは異なり,今ではこう考えられるようになった」「自分にとっての新しい課題ができた」という感想の多いこと! 感動しました。授業が不十分なものだったにもかかわらず,講義内容に基づいてご自分の日頃の教育に対する考えや教育的な経験について,真剣に見つめ直してある感想をたくさん読んで,講義の疲れが一気に元気に変わりました。心から感謝いたします。これからも,わかり終えることなく実践をお続け下さることを期待しています。 さらに,私の授業への注文ととれる感想も多々ありましたので,以下にすべて紹介します。 ?一番後ろの席に座っていた時,先生のお話がよく聞こえなかったので,その点は改善していただきたいです。 それぞれおひとりずつででしたが,同じようなことをお感じになった方は,他にも大勢いらっしゃったのだと思います。どれも「そうだったのかぁ……自分では気づかなかったなぁ」「今考えれば,もう少しやりようがあったかも知れないなぁ」と,胸に突き刺さるものばかりです。今からでは「調整」はできませんが,可能な限りの「改善」に向けた「評価活動」の情報とさせていただきます。白井の「自己評価」をお手伝いいただき,再度,心から感謝いたします。 最後に,授業で言い残したこと。 |