【ひろば】
学生会のご案内
●栃木県
今回,栃木県の科目修了試験後の交流会は7人の参加がありました。毎回少人数ずつですが,新しい参加者も増え,やっと学生会らしくなってきたように思います。今後も,科目修了試験後に交流会ができればと思ってます。
●山形県——けや樹福祉学習会の活動報告
まもなく雪の降る季節,北風が頬を一気に冷たくしますが,それでもけや樹福祉学習会は休むことなく活動しています。
9月末からけや樹学習会は「コラム」という時間を設け,新聞記事や雑誌のように福祉の問題や社会問題について意見交換?討論をしています。
この「コラム」は
1. 自分の意見を持つこと
2. 人の意見を聞くこと
3. 主題に対してよく考え発言すること
4. 結論にあせらず,ゆっくり一緒に考えていくこと
を目的としています。
それでは9?10月に行われた「コラム」の報告をここでちょっとご紹介します。
◆9/26 コラムテーマ「登校拒否について」 参加者6名
?最近では,小中学校の教育現場で登校拒否の児童に対し「保健室学級」や「複式学級」など,個人に合わせた学習の場を設置するほか様々な対応をしている。
?保健室に通ってくる子どもたちを見ていると,友達や何かをきっかけに教室に戻れる子どもたちもいる,その子ども一人一人の何らかの可能性や自信を引き出される環境が大切だと思う。
◆10/3 コラムテーマ「障害者(児)の性について」 参加者4名
?障害者施設では性の表現,欲求の満たし方,性欲の処理の方法を教えてなく,思春期の男女を離したりしていると聞いたことがある。
?障害を持っているからSEXができないのではなく,障害者の性の欲求を満たせるような環境を整えサポートする必要性がこれからの障害者福祉の課題ではないだろうか?
◆10/10 コラムテーマ「通信教育の学生として」 参加者4名
?とある学校教師が生徒に対していじめをしていたという報道で,マスコミは「この教師は通信教育で教員免許を取得している」と偏見交じりの発言をしていた。
?通信教育には社会的偏見が未だあるようだが,通信教育を受けている学生は忍耐強く自分の学ぶ意思をしっかり持ち学業に励んでいる。
◆10/17 コラムテーマ「老人施設における入所者の虐待について」 参加者4名
?とあるグループホームでの虐待の実態,お仕置き部屋や身体的虐待が実際あったとメディアで報道されていた。
?施設職員の日頃のストレスが入所者に向けられていることもしばしあるようで,職員同士のいじめに入所者を利用していた事例がある。いじめの対象となる職員が夜勤の時,利用者に多量の下剤を服用させてオムツ交換時にその職員を困難にさせたという。
?こういった事例が存在しないような福祉社会になって欲しい。
◆10/24 コラムテーマ「名古屋,幼児虐待事件について」参加者4名
?メディアの児童相談所への批判が一般人の誤った認識につながっているようだが,児童相談所の職務範囲や細かい手続きからすばやい対応ができなかったのでは。
?虐待を受けた4歳児だけでなく,容疑者である高校生も母の愛を幼児の母親に求めていたのではないか。
?母親は愛を乞うだけではなく,母親としての内なる愛を学習するべきだったのではないだろうか。
◆10/31 コラムテーマ「現代の親のしつけについて」参加者3名
?子どもの将来の考え,生活基準や食事管理等を厳しく制限し育てる子どもと,子どもの意思を尊重し全てにおいて自由に育てることではどちらが子どもにとっていいしつけであろうか。
?友達感覚の親子,子どもに決定権を持たせ友達のような会話をする。子どもが親に対し同等であると錯覚してしまうことはないだろうか。
?押し付けのしつけは,ある意味虐待ではないか? 歪んだ環境で育った子どもは,その歪んだ環境が正常であると勘違いし,その感覚は大人になっても変えられなくなるだろう。
以上
「コラム」の時間では,学習会前に主題を参加者に募り,進行役?記録者を交代で行っています。
今後の予定として,来年1月の科目終了試験修了後,1時間程の「特別学習会」を開催いたします(1月11日(日)1時?4時 山形駅前「霞城セントラル」2階試験会場にて)。
科目修了試験を受ける方も受けない方も,県内在住の学生の皆さんに是非参加していただきたいと思います。