*With TOP > VOL.26 MARCH 2005 > 
* *

VOL.26 MARCH 2005

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【5月科目修了試験のご案内】

【春期スクーリングIII?IV?Vのご案内】

【通信制大学院コーナー】

【新入生の方へ】

【お知らせ】

【卒業と資格?免許状取得のために】

【学生INTERVIEW】

【ひろば】

* * * *

【春期スクーリングIII?IV?Vのご案内】

スクーリング講義概要

福祉法学 志田 民吉

 指定テキスト(志田編著『法学(第2版)』建帛社)に従い講義を行います。第2版ではない『法学』(建帛社)でも履修は可能です。ただし,旧テキスト(『福祉法学』奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】)を所持している方は,原則として新しいテキストを購入したうえで受講してください。
1日め(4コマ)
 (1) 第1章 社会福祉専門職と法学 特に人権理解の前提としての講義
 (2) 第2章 憲法
2日め(5コマ)
 (1) 第3章 行政法
 (2) 第4章 民法
3日め(3コマ)
 (1) 第4章 民法(つづき)
 (2) 第5章 社会福祉の法と関連領域
 (3) スクーリング試験


心理学概論 佐藤 俊人

 心理学の基礎を学び,自分や他者の心を理解することは日常生活の多くの場面で有効なものです。今回のスクーリングでは,心理学の研究対象になっている諸現象の基本について概観しながら「人間らしさ」を考えてみたいと思います。
 研究をはじめて間もない方にとっては心理学の全体像をイメージしていただき,また,すでに研究が進んでいる方にとっては,その再確認をしていただけると思います。


生涯発達心理学 木村 進

 一人の非行少年がいるとする。友達が悪いから非行するようになったと言う人もいるし,親の育て方に問題があったのだろうと考える人もいる。現在の状態をこれまでの積み重ねの結果と見るのが,発達的視点である。生涯発達心理学は,人は絶えず変化するものととらえ,その変化の様相とその変化をもたらす要因を明らかにしようとするものである。
 講義では,人の一生をいくつかの段階に区切って説明するが,それぞれの段階は,有機的な関連性をもって積み重なっていくということを理解してほしい。そのためには,受講生一人一人が,自分の中の発達ということに目を向けて,自分の経験としての発達を踏まえて理解することが効果的であろう。
 教科書p.1?115を読んでくるなど,予習をきちんとしてくること。


臨床心理学 佐々木 千鶴子

 臨床心理学は,学問としての歴史がまだ浅い分野です。学問としての誕生の社会背景を考えながら,臨床心理学の一部に触れることを目的とします。具体的内容として,自我心理学を中心に一般的に考えられている心のしくみと心理的援助に求められる基本態度についてとりあげます。特に時代の変化が私たちの生活をどのように変え,心のあり方にどのような影響を与えてきたか,また,時代の変化にあまり影響を受けない面はどんな点なのか,などを考える視点を探っていきます。教材としてビデオを一部使用します。
 事前にテキストを熟読して受講してください。


教育史 寺下 明

 「わたしたちは未来に向かって後ろ向きに進んでいく」と,E.H.カーは言っています。未来への創造や展望は,現状への批判から出発するものであり,根源的で大きな変化が見通される場合には,よりいっそう現在に至るまでの事象を明確にする必要があります。混迷する教育問題を解決するために,まず,教育の歴史を通して,教育とは何か,あるいは人間とは何か,ということについて改めて問い直さなければなりません。
 本講義では,教育思想や教育内容および教育方法等を古代から近代にいたるまで広くわかりやすく解説します。


精神保健福祉論I 阿部 正孝

 精神保健福祉論はIIIIIIに分かれており,この順に学ぶことが望ましい。精神障害は疾病と併存している障害であり,医療?保健?福祉にまたがる援助が必要である。日本では平成5年「障害者基本法」において初めて障害者として法的に位置づけられた。障害者福祉領域の新しい仲間であり,社会的入院者は約10万人ともいわれ,国は7万2千人を10年間で地域に戻す方針を立てている。
 精神保健福祉論Iのスクーリングにおいては,生活者としての精神障害者の理解およびその現状(社会的入院の現状を含む),精神保健福祉の歴史,障害者福祉の理念,3障害の包括的理解,精神障害の概念,精神保健福祉士資格の成立の意義?専門性?倫理?役割?課題を中心に講義する予定である。テキスト持参のこと。なお,ビデオを一部使用し,資料も配布する予定である。テキスト1?3章および5章,7章に目を通してくると,講義内容の理解が深まります。


精神保健福祉論II 阿部 正孝

 精神保健福祉論IIでは,現在の精神障害者が抱える課題を解決するために,医療?保健?福祉にまたがる援助の中で福祉サービスを中心にした援助活動全体を概観する。
 精神障害者が社会福祉の対象として障害者基本法(平成5年)で位置付けられてから12年経過,ノーマライゼーションの理念の具体化は法制度,専門的実践,市民レベルの活動など,どのレベルでもまだまだ不十分である。新障害者プラン(平成15?19年度)において,約7万2千人の社会的入院を解決することが計画されており,地域生活支援が援助の中心になる。その際に精神障害者本人の主体性の回復?尊重が援助の中核であることを法?制度の現状,具体的実践を検討し考えていく。第7章の理解を十分に,第4,5,8,10,11,12章全体にも一通り目を通して,特に第8章は必ず事前に読んでおくこと。


教育心理学 白井 秀明

 各自の持つ「教育観」を見つめ直していただくことが目的です。受け身的に話を聞くのではなく,頭をフル回転していただきます。
 講義内容は,次のように絞る予定です。
 ?教育と発達:L.S.ヴィゴツキーとJ.ピアジェの発達論,ある発達障害児の例から
 ?学習過程:学習とは何か,暗記学習と有意味学習
 ?教授?学習過程:わかること,わからなくなること,動機づけ,教えるということ
 ?教育評価:評価の目的,方法
 できるだけ多くの実践例をあげたいと思います。そして,「わかること」と同時に「わからなくなること」の“楽しさ(!?)”を感じていただけたら,と考えています。


社会心理学 中川 知宏

 社会心理学は日常生活の中にある「なぜ?」という疑問(例えば,なぜある人は他者を助けるのだろうか)に基づき,心理的観点と状況的観点の双方からある行動の発生メカニズムを検討する学問です。
 本講義では,さまざまな社会心理学の理論を紹介しますが,これらの理論を現実場面に基づいて説明することで,社会心理学の理論に対する理解を深めてもらうことを目的としています。


NPO論 江尻 行男

 今,日本のNPO(民間非営利組織)は各地での活躍によりその奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性が高まっている。そしてNPOが活発な地域は光り輝いていると言ってもよいだろう。ところでこのNPOとは一体いかなる団体ないし組織で,何をしているのでしょうか。言葉としてはよく耳にするが,よくわからない,あるいは不明な点も多いと思います。そこで本講座では,NPOの理解と研究のために次のような観点からその実像,実態を把握,検討する。
 すなわち,(1)NPOの定義,性格,目的(使命),社会的意義などの基本問題,(2)NPOセクターの構造とNPOの形態(種別),(3)各種活動分野(特に福祉分野)とその動向(事例),(4)NPOの資金調達,(5)NPO事業のマーケティング戦略,(6)NPOの人事,労務問題,(7)NPOのトップマネジメント,(8)外国,特にアメリカのNPOの動向,そして最後にNPOの今後の課題と展望について検討する。


介護実習事前指導 後藤 美恵子

 本科目は「介護実習」を包括した位置づけにあります。介護実習は理論と実践,思考と体験とを有機的に総合化させ,福祉専門職としての実践活動の基盤を形成するものです。本講義では,介護実習を効果的に実践するために講義,実技演習形式での授業展開が構成されています。
<講義>
 (1) 介護実習の意義?目的の理解
 (2) 社会福祉施設における実習施設の理解
 (3) 対人援助専門職としての基礎知識,専門知識の理解
 (4) 実習目標の設定と実践計画?展開方法
 (5) 実践分析方法と記録作成方法
<実技演習>
 (1) 介護実践技術I
 (2) 介護実践技術II
 (3) 介護実践技術III
 実技演習では,介護技術の実際を授業展開しますので,活動できる服装で来て下さい。また,「介護技術」に関する関連文献を読まれてスクーリングに臨まれれば,より理解が深まると思います。


障害者福祉論(ビデオ?スクーリング) 阿部 正孝

 障害者の生活では,その援助に医療,保健,福祉,教育などの分野が包括的にかかわってきます。スクーリングの前半では,そのような領域の中で福祉的援助が有機的に実働するために修得すべき知識や考え方を,障害者の理解と援助に関する内容を中心に解説します。これをもとに,後半では,障害者福祉を実践していく上で必要な知識や技法,ならびにその実際を解説します。


高齢者福祉論(ビデオ?スクーリング) 田中 治和

 下記の内容について講義する予定。
 (1) 高齢者問題の背景(高齢者人口の動向?家庭環境の変化)を中心としながら,高齢者福祉の成立要因を多角的に考えてみる。
 (2) 高齢者の経済状況,および余暇活動等の実施の把握をする。
 (3) 要介護高齢者(痴呆性高齢者?寝たきり高齢者等)の概念整理をする。
 (4) 高齢者福祉対策の基本方向を学習する。
 なお,本講義は『老人福祉のてびき 平成15年度版』によるものです。今年度履修登録者で『老人福祉のてびき 平成16年度版』を所持している方や『14年度版』を所持している方には『15年度版』を当日さしあげます。『16年度版』では資料が最新のデータになっていますが,講義内容の理解にはとくに影響がないものです。


社会福祉原論(職業指導を含む)(ビデオ?スクーリング) 田中 治和

 スクーリングでは,配布資料およびテキストを用いて以下の〈目的〉ならびに〈骨子〉で行います。
〈目的〉
社会福祉全般の概略的な理解を図る。
社会福祉の理念(目的論と一般論)を,歴史的社会的観点から考える。
社会福祉学の対象論および方法論について,吟味する。
〈骨子〉
日本の社会福祉史について─────全体の輪郭と肝要な細部
利他的行為について────────その特色と陥穽
社会福祉の目的と必然性について──社会福祉の存在理由
社会福祉の思想について──────人間観の創造と再生
社会福祉学方法論について─────人間理解の要諦
 このスクーリングは,昨年度までの教科書で行われますが,今年度の〔第3版〕を所持している方も問題なく受講できます。

1つ前のページへ*このページの先頭へ

*
*
(C) Copyright Tohoku Fukushi University. all rights reserved.
*