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VOL.26 MARCH 2005

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芹沢銈介工芸美術館

[企画展]芹沢銈介作品にみる 吉祥文様

 型絵染の人間国宝芹沢銈介の仕事は多岐にわたります。着物?帯地?のれん?壁掛?卓布?扇子?うちわ?カレンダーといった日常に用いられる膨大な量の作品を残しています。
 これら作品のモチーフには植物,動物,風景といった自然界のものから,芹沢が集めた世界各国の木工?染織品のコレクションなどが用いられ,長年の仕事の中で様々なかたちを表現しました。
 今回はたくさんの文様の中から吉祥文といわれるおめでたい文様をテーマに展示しています。日本でもおなじみの松竹梅,長寿を意味する「鶴亀」といったものから,末広がりと将来の発展を表すことから喜ばれる「扇」の文様や,中国から伝わる豊かさの象徴「牡丹」など,それぞれに願いが込められた動植物や,縁起の良い意味を持つ文字をモチーフにした作品をご紹介します。
 扇文着物?寿の字文のれん?丸紋いろは六曲屏風?雛絵図軸など代表的な作品に交えて,型絵染年賀状やマッチ,ランチョンマット,お品書き(メニュー)など素材,大小様々な芹沢銈介の幅の広い作品をご覧下さい。

写真
寿の字文のれん

展示点数
 約100点
会  期
 2005年1月20日(木)?3月28日(月)
同時開催
 芹沢銈介コレクション 世界の民族衣裳
 宮城県のやきもの 堤焼?切込焼
開館時間
 10:00?16:30(入館は16:00まで)
休館日
 1/29?31,2/20?21,3/15

 4/23からは「芹沢銈介コレクション 朝鮮の美術工芸」展が始まります。芹沢が蒐集した李朝の民画,木工品,家具,陶磁器など200点展示します。(7/18まで 会期中無休)

※本学学生は無料です。
※コーヒーショップやハガキ等販売しているミュージアムショップもありますので,どうぞ休憩時にご利用ください。

ホームページ http://www.tfu.ac.jp/kogeikan/

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