募集要項 -2017-
Ⅱ-2 幼保特例講座 募集要項2017
幼稚園教諭免許状?保育士資格取得希望で実務経験3年以上有する方向けの特例講座(幼保特例講座)のご案内
認定こども園法改正にともなう「幼保連携型認定こども園」の創設にともない、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方の免許?資格を有していることが必要な「保育教諭」の必要性が高まっています。
ここでご案内する制度は、「保育士資格」または「幼稚園教諭免許状」のいずれか一方のみを所持していて3年以上の実務経験を有する方が、8単位の単位修得により所持していない免許状?資格の取得が可能になっているものです(文部科学省?厚生労働省の法令による2019年度末までの特例措置)。
希望者は、下記(1)?(3)を満たし、自身で申請を行う必要があります。
- (1) 保育士資格?幼稚園教諭免許状のいずれか一方のみ所持している方
- (2) 下記「幼稚園教諭免許状を取得する場合」 1 -1. または「保育士資格を取得する場合」 2-1. の園?施設で3年以上かつ4,320時間以上の実務経験を有する方 (過去の実務経験でも可)
- (3) 本学通信教育部科目等履修生 (または正科生) として、「幼稚園教諭免許状を取得する場合」 1-2. または「保育士資格を取得する場合」 2-2.の科目 (各8単位) を単位修得した方
- ※保育士資格取得希望で、本特例で8単位修得する方は 「保育士試験」 受験の必要はありません (受験申請は必要となりますが、全科目免除により合格となります)。
■ 推奨する入学方法
「科目等履修生」 として入学 (ただし正科生でも可。「幼保特例講座についてのよくあるお問い合わせ」参照)。
- ※ 幼保特例講座の科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は、入学選考料10,000円は免除いたします。
- ※ 科目等履修生として出願する方は、入学時は、幼保特例講座以外の科目を履修することはできません。入学後、ご希望があれば追加履修登録により他の科目を履修することも可能です。
- ※ 科目等履修生には学習期限があり、レポート提出=4月生:4月1日?翌年2月末、10月生:10月1日?翌年8月末、科目修了試験=4月生:3月10日まで、10月生:9月10日までに開催される試験を受験可能です。
1 幼稚園教諭免許状を取得する場合
- ※ 高等学校または文部科学大臣が指定した専修学校高等課程を卒業していること、または高等学校卒業程度認定試験に合格していることが必要となります。
- ※ 学士の学位を所持する方は一種免許状、それ以外の方は二種免許状が取得可能です(各都道府県教育委員会へ?教育職員検定?の方法で申請し合格することで取得可能です)。
- ※ 幼稚園教諭免許状を取得後は、一定の期間ごとに「教員免許状更新講習」の受講が必要となります。授与される免許状に記載の有効期限を必ずご確認ください。なお、旧免許状として授与される方は、文部科学省のホームページなどで免許状の確認修了期限をご確認ください。「教員免許状更新講習」を受講せずに免許状が失効してしまった場合、特例科目での再申請はできません。通常の教職課程であらためて必要単位を修得するなど、別の方法で申請する必要があります。
1.必要な実務経験 下記の施設で保育士資格取得後、保育士として3年以上かつ4,320時間以上の実務経験を有すること
- (1) 保育所(児童福祉法39条1項に規定する保育所)、またはへき地保育所(法令で規定されたもの)
- (2) 認定こども園
- (3) 認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けた認可外保育施設
- (4) 幼稚園併設型認可外保育施設(児童福祉法施行規則49条の2第4号に規定する保育所)
(詳細は平成25年8月8日雇児発0808第2号による) - (5) 幼稚園において、もっぱら幼児の保育に従事する職員(預かり保育を担当する職員や学級担任の補助職員等)
注意
- 実務経験期間のすべてが上記にあてはまる必要があります。過去の実務経験でも可能です。
- 認可外保育施設は、認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けていても、下記の施設は除かれます。
①利用する子どもの半数以上が一時預かり
②利用する子どもの半数以上が22時?翌日7時までの全部または一部の利用
2.本学で単位修得すべき科目 (8単位) と科目等履修生として1年間で単位修得した場合の学費
教育職員免許法施行規則に規定する科目 | 本学における 科目名 |
単位数 | 履修方法 (「履修方法?学習の流れ」 参照) |
授業料? 入学諸経費 |
|
---|---|---|---|---|---|
教職の意義等に関する科目 | 教職の意義及び教員の役割 | 教職論?(特例) | 2 | R | 12,000円 |
教員の職務内容(研修、服務及び身分保障等を含む。) | |||||
教育の基礎理論に関する科目 | 教育に関する社会的、制度的又は経営的事項
※日本国憲法の内容を含む |
教育社会学 (特例) |
2 | R | 12,000円 |
教育課程及び指導法に関する科目 | 教育課程の意義及び編成の方法 | 初等教育課程の意義と編成 | 1 | R | 6,000円 |
保育内容の指導法 | 教育方法論 (保育内容研究を含む) |
2 | R | 12,000円 | |
教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。) | |||||
生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目 | 幼児理解の理論及び方法 | 幼児理解と保育相談 | 1 | R | 6,000円 |
入学金?(注1) | 30,000円 | ||||
合計 | 8 | 78,000円(注2) |
- (注1) 幼保特例講座のみの科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は、入学金30,000円は必要ですが、出願時に必要な入学選考料10,000円は不要です。
- (注2) 特例科目のレポートを5科目とも「TFUオンデマンド」(Web)上で解答した場合は、修了時(学生証返却後)に10,000円を返金いたします。「TFUオンデマンド」の利用方法は入学後に配付する『学習の手引き』でご案内いたします(「Web上で受講可能なスクーリング」「推奨するパソコンや通信環境?設定」参照)。4科目以下の履修や、1科目でも郵送でレポートを提出した場合や、特例科目以外の科目を履修する場合は、この特例は適用になりません。
3. 履修上の特例について
以下の案内は、幼稚園教諭免許状?保育士資格両方を取得できる出身校の方のみが関係します。
-
(1) 文部科学省から幼稚園教諭免許状が取得できる「課程認定」を受けている出身校で、すでに特例8単位に相当する科目をすべて単位修得している方は、本学での特例講座の受講は必要ありません。
※出身校から「学力に関する証明書」を取り寄せ、都道府県教育委員会に申請してください。 -
(2) すでに出身校で特例8単位の一部の科目を単位修得している方は、一部の科目は本学で履修しなくてもよい可能性があります。該当者で履修すべき科目が不明の場合は、出身校から幼稚園教諭免許状申請用の「学力に関する証明書」を取り寄せ、特例制度を利用して幼稚園教諭免許状を取得するために修得が必要な特例科目について、都道府県教育委員会にご確認ください。
※小?中?高免許状用の「教職論」や、平成元年度以前に修得した科目の単位などは原則として使用できません。 - (3) (1)(2)いずれの場合も、現行のカリキュラムにのっとった幼稚園教諭免許状申請用の「学力に関する証明書」を出身校で発行いただくことが必要になります。
2 保育士資格を取得する場合
1. 必要な実務経験 下記の園?施設で幼稚園教諭免許状取得後、3年以上かつ4,320時間以上の実務経験を有すること
- (1) 幼稚園、または特別支援学校幼稚部
- (2) 認定こども園
- (3) 保育所(児童福祉法39条1項に規定する保育所)、またはへき地保育所(法令で規定されたもの)
- (4) 認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けた認可外保育施設
- (5) 幼稚園併設型認可外保育施設(児童福祉法施行規則49条の2第4号に規定する保育所)
(詳細は平成25年8月8日雇児発0808第2号による)
注意
- 実務経験期間のすべてが上記にあてはまる必要があります。過去の実務経験でも可能です。
- 1日6時間勤務(休憩時間除く)×年間勤務日数240日(週5日勤務)×3年間で4,320時間となります。なお、事務職員や管理職としての勤務期間は実務経験の期間に含められません。
- 実務経験取得見込でも2019年度末までに実務経験を満たす見込みならば出願はできますが、出願時点で満たす見込みがない場合は出願できません。
- 認可外保育施設は、認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けていても、下記の施設は除かれます。
①利用する子どもの半数以上が一時預かり
②利用する子どもの半数以上が22時?翌日7時までの全部または一部の利用 - 現職ではないため免許状更新講習を受講する義務のない幼稚園教諭免許状所持者も、この幼保特例講座を受講することは可能です。なお、幼稚園教諭として教壇に立つためには必要な期限までに免許状更新講習の受講が必要です。
2. 本学で単位修得すべき科目(8単位)と科目等履修生として1年間で単位修得した場合の学費
科目名 | 単位数 | 履修方法 ?(「履修方法?学習の流れ」 参照) |
授業料?入学諸経費 |
---|---|---|---|
福祉と養護 | 2 | R | 12,000円 |
相談支援 | 2 | R | 12,000円 |
保健と食と栄養 | 2 | R | 12,000円 |
乳児保育?(注1) | 2 | SR | 22,000円(注2) |
入 学 金?(注3) | 30,000円 | ||
合計 | 8 | 88,000円(注4) |
- (注1) 「乳児保育」は履修方法「SR」(「履修方法?学習の流れ」参照)科目のため、本学に来校してのスクーリング受講が必須です。「乳児保育」スクーリングは仙台でのみ開講予定で2日間連続8コマの講義の受講が必要です(開講予定2017年8月11?12日、または12月9?10日のいずれか1回2日間を受講すれば可。10月生は12月9?10日か2018年8月(日程未定)の受講が可能です。
- (注2)スクーリング受講料10,000円を含む。受講料はスクーリング申込み後に納入が必要になります。
- (注3) 幼保特例講座のみの科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は、入学金30,000円は必要ですが、出願時に必要な入学選考料10,000円は不要です。
- (注4)特例科目のレポートを5科目とも 「TFU オンデマンド」 =web 上で解答した場合は、修了時(学生証返却後)に10,000円を返金いたします。「TFUオンデマンド」の利用方法は入学後に配付する『学習の手引き』でご案内いたします(「Web上で受講可能なスクーリング」「推奨するパソコンや通信環境?設定」参照)。3科目以下の履修や、1科目でも郵送でレポートを提出した場合や、特例科目以外の科目を履修する場合は、この特例は適用になりません。
3 履修上の特例について
出身校において幼稚園教諭免許状?保育士資格の両方を取得できる方、または保育士試験合格済み科目がある方は、一部の科目が履修免除となる可能性があります。
履修免除科目については下記の表を参照してご自身でご判断いただくか、保育士試験事務センターへお問い合わせください。
保育士試験免除科目、特例科目、通常の養成課程の教科目の対応
試験免除科目 | 出身の通常の養成課程での 告示に定める教科目 |
特例教科目 | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 社会福祉 | ① | 社会福祉 | A | 福祉と養護 |
2 | 児童家庭福祉 | ② | 児童家庭福祉 | A | 福祉と養護 |
③ | 家庭支援論 | B | 相談支援 | ||
3 | 子どもの保健 | ④ | 子どもの保健Ⅰ | C | 保健と食と栄養 |
4 | 子どもの食と栄養 | ⑤ | 子どもの食と栄養 | ||
5 | 保育原理 | ⑥ | 乳児保育 | D | 乳児保育 |
⑦ | 保育相談支援 | B | 相談支援 | ||
6 | 社会的養護 | ⑧ | 社会的養護 | A | 福祉と養護 |
(注:次に該当する場合、1?6の各科目が試験免除となる)
1:A又は① 2:A+B、A+③、B+②又は②+③ 3:C又は④
4:C又は⑤ 5:B+D、B+⑥、D+⑦又は⑥+⑦ 6:A又は⑧
特例教科と通常養成課程の教科目の対応
特例教科目 | 通常の養成課程の教科目 |
---|---|
福祉と養護 | 社会福祉 児童家庭福祉 社会的養護 |
相談支援 | 家庭支援論 保育相談支援 |
保健と食と栄養 | 子どもの保健Ⅰ 子どもの食と栄養 |
乳児保育 | 乳児保育 |
3 出願にあたってのご注意
- (1) 1年間で単位修得できなかった科目は、2年目も継続して学習することが可能ですが、あらためて授業料(1単位あたり6,000円)が必要となります。なお、1年目の成績(レポートのみ合格など)は、2年目も継続されます。
- (2) 1年間で8単位修得できるか不安な方は、入学時の履修登録を2科目程度にし、年度の途中(6月?11月?2月〔10月生のみ〕)に追加履修登録も可能です。追加履修登録にあたっては、授業料とは別に手数料1,000円が必要となります(2月を除く)。
- (3) 出願時点では実務経験が3年以上かつ4,320時間以上なくても、見込みで特例講座を受講可能ですが、免許状?資格申請までに満たす必要があります。また、出願時点では実務経験の証明は必要ありません。
- ※特例講座を受講した後、実務経験の不足などにより免許状?資格申請が受理されなくても、本学ではその責を負えません。勤務先が実務経験に認められるか、年数?時間数が足りているか不明な方は、必ずご自身で勤務先や教育委員会または保育士試験センターにご確認ください。
- (4) 本学での単位修得後は、ご自身で免許状?資格を申請していただく必要があります(「幼保特例講座 出願から免許?資格取得まで(概略)」参照)。申請方法や申請可能な時期は、申請先のホームページなどでご確認ください。
- (5) 出願にあたっては「出願にあたってのご注意」のご注意もご覧ください。
4 出願書類一覧
必要書類名 | 留意事項 | チェック欄 | |
---|---|---|---|
1 | 入学志願書 A |
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2 | 入学志願書 B | 文部科学省など関係機関への統計調査および入学後の学習支援のために、現在のご職業や資格取得に関するご希望などをお伺いしています。「冊子版『募集要項』p.26」の「入学志願書 B 記入上の注意」を参考に、必ず記載のうえご提出ください。 | |
3 | 写真1枚 |
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4 | 所持している保育士証または幼稚園教諭免許状のコピーを必ず同封してください。 ※保育士(保母)資格証明書での出願はできません。 |
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5 | 履修希望科目 登録用紙兼実 務経験申告書 |
入学許可後の履修科目変更はできませんので、慎重に選択してください。「履修希望科目登録用紙」記載の注意事項もよくお読みください。
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6 | 戸籍抄本 | 保育士証または幼稚園教諭免許状と現在の氏名が異なる方のみご提出ください。氏名の変更内容が確認できるようにするためのものです。 |
5.幼稚園教諭免許状を希望する方の履修希望科目登録用紙 (様式6) 記入上の注意
(【PDF】「幼稚園教諭免許状を希望する方の履修希望科目登録用紙 (様式6)」記入上の注意)
6.保育士資格を希望する方の履修希望科目登録用紙 (様式7) 記入上の注意
(【PDF】「保育士資格を希望する方の履修希望科目登録用紙 (様式7)」記入上の注意)
7.レポート課題
- 幼保特例講座のレポート課題は、すべて穴埋め問題や○×問題などの出題形式です。
- 大学から教科書と一緒にお送りする専用レポート用紙に直接解答を記入し、郵送で提出するか、「TFUオンデマンド」(Web)上で解答してください。
- 免許状?資格の取得に必要な科目すべて( 幼 5科目、保 4科目)を「TFUオンデマンド」上で解答すると、修了時(学生証返納後)に10,000円を返金する制度があります。
8.科目修了試験
- 科目修了試験は、「科目修了試験」のスケジュール?会場で実施予定です。
- 科目修了試験を受験するためには、申込締切日までにレポートを郵送で提出するか、「TFUオンデマンド」上で合格する必要があります。
- 1回の試験で4科目まで受験可能です。
- 幼保特例講座の科目修了試験合格率は、平均90%程度です。問題用紙は自分が受験する科目以外の問題も掲載されており、持ち帰りが可能なため次回の試験対策に役立てていただけます。
9.スクーリング
以下の科目は保育士資格取得希望者のみ受講が必要です。
「乳児保育」【スクーリング受講必須】
開講予定
①8/11?12(祝?土) 8/11 10:30?17:40 8/12 9:10?16:20
②12/9?10(土?日) 12/9 10:30?17:40 12/10 9:10?16:20
※①②のいずれか1回2日間を受講してください
10.幼保特例講座についてのよくあるお問い合わせ
「正科生」としてのご入学も可能です。正科生としての出願手続きなどについては、「正科生 1年次入学」「正科生 2年次編入学」「正科生 3年次編入学」をご参照ください。
保育士資格を取得する方は、3科目の科目修了試験受験が必要です。1回の試験で3科目すべて受験し合格すれば、その回のみで科目修了試験受験は終了となります。保育士資格を取得する方は本学で「乳児保育」2日間のスクーリング受講が必要になりますので、ご注意ください。
科目修了試験の日時、実施予定都市は「科目修了試験」でご確認ください。
保育士資格を取得する方で「乳児保育」を履修する場合は、本学(仙台)に来校して2日間のスクーリングを受講する必要があります。