募集要項 -2017-
Ⅳ 各種資格などの取得方法
福祉心理士 取得希望の方へ
●福祉心理士とは
日本福祉心理学会が認定する資格であり、福祉サービスを利用する人のアセスメントを行ったり、サービス利用者やその家族、そして、そこで働く職員の福祉心理相談?支援を行ったりするうえで専門家として求められる基礎学力と技能を修得していると、日本福祉心理学会が認定した方のことです。認定の際、日本福祉心理学会がおこなう筆記試験が実施される予定で審査料20,000円、認定料10,000円も必要です。また、日本福祉心理学会員となり5年ごとに資格更新のための審査を受ける必要があります。
●申請の条件と類型
大学で取得する際は、下記【A類型】で指定科目を履修する方法が一般的ですが、社会福祉施設等での実務経験を3年以上有している場合は【B類型】での取得も可能です。
【A類型】 | 大学で指定科目を別表3の履修方法に従って合計32単位以上を修得し、卒業 (社会福祉学科でも福祉心理学科でも可) した方。ただし、指定科目の一部が未履修の場合、科目等履修生としての単位修得も可です。 |
【B類型】 | 申請時において、すでに社会福祉施設等での実務経験を3年以上有しており、大学 (または日本福祉心理学会が開催する研修会) で、① 「心理学」、② 「福祉心理学」 もしくは 「臨床心理学」、③ 「社会福祉学」、④ 「心理査定法」、⑤ 「カウンセリング (心理相談)」 もしくは 「心理療法」、⑥ 「発達心理」 もしくは 「児童心理」 もしくは 「障害者の心理」 もしくは 「高齢者の心理」、⑦ 「社会福祉援助技術」 の必修指定科目7科目について各2単位以上を修得した方。 |
[別表3] 日本福祉心理学会認定 福祉心理士に関する科目 (本学の科目名太字は福祉心理学科必修科目)
領 域 | 指定科目名 | 本学の科目名 | 単位数 | 履修方法(合計32単位以上修得) | |
基礎科目 | 心理学 | 心理学概論 | 4 | 2科目合計6単位以上を単位修得のこと | 合計32単位以上修得のこと
|
福祉心理学 | 福祉心理学 | 2 | |||
社会福祉学 | 社会福祉原論 | 4 | |||
心理学関係科目 | 臨床心理学 | 臨床心理学 | 4 | 4科目以上履修し、合計12単位以上を単位修得のこと | |
心理査定法 | 心理アセスメント | 2 | |||
カウンセリング(心理相談) | カウンセリングⅠ | 1 | |||
カウンセリングⅡ | 1 | ||||
心理療法 | 心理療法 | 4 | |||
発達心理 | 生涯発達心理学 | 4 | |||
児童心理 | 児童青年心理学 | 4 | |||
障害者の心理 | 障害児の心理(注1) | 4 | (注1)2018年度まで開講 | ||
高齢者の心理 | 老年心理学 | 4 | |||
社会福祉学関係科目 | 相談援助(社会福祉援助技術) もしくは精神保健福祉援助技術 |
精神保健福祉援助技術総論Ⅰ | 2 | 「相談援助」もしくは「精神保健福祉援助技術」の2単位以上を含み、合計12単位以上を単位修得のこと | |
社会福祉援助技術総論 | 4 | ||||
精神保健福祉の理論 | 2 | ||||
精神保健福祉のサービス | 2 | ||||
精神保健福祉援助技術各論 | 2 | ||||
児童?家庭福祉論 | 4 | ||||
高齢者福祉論 | 2 | ||||
障害者福祉論 | 4 | ||||
知的障害者福祉論 | 2 | ||||
社会福祉援助技術論A | 2 | ||||
社会福祉援助技術論B | 2 | ||||
医療?保健関係科目 | 精神医学 | 精神医学 | 4 | 履修する必要はないが、履修した場合の扱いは*参照 | |
リハビリテーション学 | リハビリテーション論 | 2 | |||
精神保健学 | 精神保健学 | 4 |
- ※心理学関係科目のうち2科目4単位、および社会福祉関係科目のうち2科目4単位の計4科目8単位については、医療?保健関係科目(精神医学、リハビリテーション学、精神保健学)をもって代替できる。