募集要項 -2015-
Ⅱ 平成27年度募集要項
認定こども園法改正にともなう幼稚園教諭免許状?保育士資格取得特例の講座(幼保特例講座)
認定こども園法改正にともなう「幼保連携型認定こども園」の創設にともない,「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方の免許?資格を有していることが必要な「保育教諭」の必要性が高まっています。
本特例講座は,「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」のいずれか一方のみを所持していて3 年以上の実務経験を有する方が, 8 単位と大幅に軽減された単位数で所持していない免許状?資格の取得が可能になっているものです(文部科学省?厚生労働省の法令による平成31年度=予定=までの特例措置)。
- ⑴ 幼稚園教諭免許状?保育士資格のいずれか一方しか所持していない方で,
- ⑵ 下記2- 1 .または下記3- 1 .の園?施設で3 年以上かつ4,320時間以上の実務経験を有する方が(過去の実務経験でも可),
- ⑶ 本学通信教育部科目等履修生(または正科生)として,下記 2- 2 .または下記 3- 2 .の科目(各8単位)を単位修得し,
- ⑷ その後,自身で申請を行うことによって,
- ※本特例で8 単位修得する方は「保育士試験」の受験の必要はありません。
1 推奨する入学方法
「科目等履修生」として履修(ただし正科生1 ? 3 年次入学でも可。「幼保特例講座受講希望者への追加案内」参照)。
- ※ 科目等履修生としての学習期間は4 月生2 月末まで,10月生8 月末までとなります。その他,科目等履修生のルールは「科目等履修生 募集要項」でご確認ください。
- ※ 幼保特例講座のみの科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は,入学選考料10,000円は免除いたします。
- ※ 科目等履修生として出願する方は,入学時は,幼保特例講座以外の科目を履修することはできません。入学後は,ご希望があれば追加履修登録などにより,他の科目を履修することは可能です。
2 幼稚園教諭免許状を所持している方が保育士資格を取得する場合
1.必要な実務経験 下記の園?施設で幼稚園教諭免許状取得後3年以上かつ4,320時間以上の実務経験を有すること。
- ⑴ 幼稚園,または特別支援学校幼稚部
- ⑵ 認定こども園
- ⑶ 保育所(児童福祉法39条1 項に規定する保育所),またはへき地保育所(法令で規定されたもの)
- ⑷ 認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けた認可外保育施設
- ⑸ 幼稚園併設型認可外保育施設(児童福祉法施行規則49条の2 第4 号に規定する保育所)
(詳細は平成25年8 月8 日雇児発0808第2 号による)
※事務職員や管理職としての勤務期間は実務経験の期間に含められません。
- ※実務経験期間のすべてが上記にあてはまる必要があります。過去の実務経験でも可能です。
- ※3年以上と4,320時間以上の両方を満たす必要があることにもご注意ください。1日6時間勤務(休憩時間除く)×年間勤務日数240日(週5日勤務)× 3年間で4,320時間となります。
- ※ 実務経験取得見込でも平成31年度末までに実務経験を満たす見込みならば出願はできますが,出願時点で満たす見込みのある勤務先?就職内定先の園?施設がない場合は出願できません。
- ※ 認可外保育施設は,認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けていても,下記の施設は除かれます。
- ① 利用する子どもの半数以上が一時預かり,または
- ② 利用する子どもの半数以上が22時?翌日7 時までの全部または一部の利用
- ※ 現職ではないため免許状更新講習を受講する義務のない幼稚園教諭免許状所持者も,この幼保特例講座を受講することは可能です。なお,幼稚園教諭として教壇に立つためには必要な期限までに免許状更新講習の受講が必要です。
2.本学で単位修得すべき科目( 8 単位)と科目等履修生として1年間で単位修得した場合の学費
科 目 名 | 単位数 | 履修方法(通信教育による学習の流れ参照) | 授業料?入学諸経費 |
---|---|---|---|
福祉と養護 | 2 | R | 12,000円 |
相談支援 | 2 | R or SR(注6) | 12,000円 |
保健と食と栄養 | 2 | R | 12,000円 |
乳児保育(注1) | 2 | SR | 22,000円(注2) |
入学金(注3) | 30,000円 | ||
合計 | 8 | 88,000円(注4)(注5) |
※正科生として入学する場合は1 年次から履修可能。
- (注1 ) 「乳児保育」は履修方法SR(通信教育による学習の流れ 参照)科目のため,本学に来校してのスクーリング受講が必須です。「乳児保育」スクーリングは仙台でのみ開講予定で8 月などに2 日間連続8 コマの講義の受講が必要です(開講予定 8 / 9 ?10〔土?日〕 または8 /18?19〔月?火〕でいずれか1 回2 日間を受講すれば可。ただし,受講希望者が多い場合は別途日程になることがあります。10月生は来夏を予定)。
- (注2 ) スクーリング受講料10,000円を含む。受講料はスクーリング申込み後に納入が必要になります。
- (注3 ) 幼保特例講座のみの科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は,入学選考料10,000円は免除いたします。
- (注4 ) 学費は,科目等履修生として1 年間(科目等履修生 募集要項参照)で単位修得した場合。
- (注5 ) 特例科目のレポートを4科目とも「TFUオンデマンド」=web上で解答した場合は,修了時(学生証返却時)に10,000円を返金予定です。「TFUオンデマンド」の利用方法は入学後の『学習の手引き』でご案内いたしますが,通常のパソコン操作ができインターネットに接続可能ならば利用は可能です(FAQ参照)。郵送で1科目でもレポートを提出した場合,特例科目以外の科目を履修する場合は,この特例は適用になりません。
- (注6 ) 「相談支援」は履修方法RorSR(通信教育による学習の流れ 参照)科目です。単位修得の際はRの方法でもSRの方法でも構いませんが、スクーリング受講の際にはスクーリング受講料5,000円が別途必要になります。
3.履修上の特例
- (1) すでに保育士試験で一部の科目を合格している方で,合格した年を含めて 3 年以内の保育士試験 (試験免除)申込締切日までに,今回の特例科目を単位修得し証明書発行申請を行う場合は,保育士試験免除科目,特例教科目,通常の養成課程の教科目の対応表に記載の未合格科目に相当する科目のみを受講してください。
- (2) 出身校が保育士養成施設でもあった場合で,保育士試験免除科目,特例教科目,通常の養成課程の教科目の対応表に記載の「通常の養成課程の教科目」に相当する科目を履修している場合は,関係科目をすでに出身校で修得済みの場合の留意点をお読みいただき,履修する科目を決めてください。
4.出願書類
科目等履修生または正科生の出願書類一式(「幼保特例講座受講希望者への追加案内」も参照)。
- 科目等履修生の場合「様式7 履修希望科目登録用紙(保希望)」の記載方法を参照。
- 科目等履修生?正科生いずれで出願する場合も幼稚園教諭免許状のコピーを必ず同封してください。
3 保育士資格を所持している方が幼稚園教諭免許状を取得する場合
※ 高等学校または文部科学大臣が指定した専修学校高等課程を卒業していること,または高等学校卒業程度認定試験に合格していることが必要となります。
1.必要な実務経験 下記の園?施設で保育士資格取得後3年以上かつ4,320時間以上の保育士としての実務経験を有すること。
- ⑴ 保育所(児童福祉法39条1 項に規定する保育所),またはへき地保育所(法令で規定されたもの)
- ⑵ 認定こども園
- ⑶ 認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けた認可外保育施設
- ⑷ 幼稚園併設型認可外保育施設(児童福祉法施行規則49条の2 第4 号に規定する保育所)
(詳細は平成25年8 月8 日雇児発0808第2 号による) - ⑸ 幼稚園において,もっぱら幼児の保育に従事する職員(預かり保育を担当する職員や学級担任の補助職員等)
※事務職員や管理職としての勤務期間は実務経験の期間に含められません。
- ※ 実務経験期間のすべてが上記にあてはまる必要があります。過去の実務経験でも可能です。
- ※ 認可外保育施設は,認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書の交付を受けていても,下記の施設は除かれます。
- ① 利用する子どもの半数以上が一時預かり,または
- ② 利用する子どもの半数以上が22時?翌日7時までの全部または一部の利用
2.本学で単位修得すべき科目( 8 単位)と科目等履修生として1年間で単位修得した場合の学費
教育職員免許法施行 規則に定める科目区分 |
科 目 名(仮称) | 単位数 | 履修方法(注1) (通信教育による学習の流れ参照) |
授業料?入学諸経費 |
---|---|---|---|---|
教職の意義等に関する科目 | 教職論 | 2 | R | 12,000円 |
教育の基礎理論に関する科目 | 教育社会学 | 2 | R | 12,000円 |
教育課程及び指導法に関する科目 | 初等教育課程の意義と編成 |
1 | R(注5) | 6,000円 |
教育方法論 (保育内容研究を含む) |
2 | R | 12,000円 | |
生徒指導,教育相談及び 進路指導等に関する科目 |
幼児理解と保育相談 | 1 | R(注5) | 6,000円 |
入 学 金(注2) | 30,000円 | |||
合 計 | 8 | 78,000円 (注3)(注4) |
※正科生として入学する場合は1 年次から履修可能。
- (注1 ) スクーリング受講は必要ありません。また,平成27年度はスクーリング開講の予定はありません。
- (注2 ) 幼保特例講座のみの科目を受講希望で科目等履修生として出願する方は,入学選考料10,000円は免除いたします。
- (注3 ) 学費は,科目等履修生として1 年間(科目等履修生 募集要項参照)で単位修得した場合。
- (注4 ) 特例科目のレポートを5科目とも「TFUオンデマンド」=web上で解答した場合は,修了時(学生証返却時)に10,000円を返金予定です。「TFUオンデマンド」の利用方法は入学後の『学習の手引き』でご案内いたしますが,通常のパソコン操作ができインターネットに接続可能ならば利用は可能です(FAQ参照)。郵送で1科目でもレポートを提出した場合,特例科目以外の科目を履修する場合は,この特例は適用になりません。
- (注5 ) 科目修了試験について、「TFUオンデマンド」を利用したweb科目修了試験を受験可能です。
3.出願書類
科目等履修生または正科生の出願書類一式(「幼保特例講座受講希望者への追加案内」も参照)。
- 科目等履修生の場合「様式8 履修希望科目登録用紙(幼希望)」の記載方法を参照。
- 科目等履修生?正科生いずれで出願する場合も保育士証のコピーを必ず同封してください。ただし,平成27年3 月新卒者等で4 /19までに出願する場合で採用予定施設がある方は,「保育士登録済通知書」のコピーでも可。
4 本学での単位修得方法
「通信教育による学習の流れ」にある単位修得方法により,各科目の教科書(学費納入者に無料配付)にもとづいた指定レポート課題(○×式,穴埋め式,選択式が主)に解答?合格して,その後各科目ごとに会場での科目修了試験(「科目修了試験」にある会場?日時で実施)を受験?合格することで8 単位の修得を行います。
ただし保育士資格を取得する場合の「乳児保育」は, 2 日間のスクーリング受講(会場:本学)が必須となります。
5 特例科目履修の留意点
- ⑴ 科目等履修生としての授業料は, 1 年間(「科目等履修生 募集要項」参照)で単位を修得した場合の金額です。1 年間で単位修得できなかった場合,次年度同じ科目を履修することは可能ですがあらためて1 単位あたり6 ,000円の授業料がかかります。
- ⑵ 1 年目に4 単位, 2 年目に4 単位と2 年に分けて履修登録し,その年度に単位修得した場合は,授業料の合計は変わりありません。
- ⑶ 実務経験は入学時には不足していても資格?免許状の申請までに3 年以上かつ4 ,320時間以上満たせば申請可能です。ただし,出願時に満たす見込みのない方(勤務または採用内定の園?施設がない場合)は出願できません。
- ⑷ 資格?免許状の申請時点で実務経験の年数が不足していることなどにより,単位修得後資格?免許状の申請が受理されなくても,本学はその責を負えませんので,ご注意ください。
(単位修得後の資格?免許状申請先)
- 幼稚園教諭免許状を所持している方が保育士資格を取得する場合
本学からの「幼稚園教諭免許所有者保育士試験免除科目専修証明書(特例教科目)」(以下「特例用専修証明書」と略称)や園長?施設長から証明いただく「実務経験に関する証明書」その他必要書類をそろえ,保育士養成協議会?保育士試験事務センターに試験免除の申請,その後保育士登録事務処理センターに個人申請。 - 保育士資格を所持している方が幼稚園教諭免許状を取得する場合
本学からの「学力に関する証明書」や各施設の設置者から証明いただく「実務経験に関する証明書」?「人物に関する証明書」その他必要書類をそろえ,都道府県教育委員会に個人申請。学士の学位を有する方は一種,有さない方は二種の幼稚園教諭免許状が取得可能。
- 幼稚園教諭免許状を所持している方が保育士資格を取得する場合
- ⑸ 本特例科目の履修は,正科生として入学した場合には卒業要件単位としては算入できません。また,実務経験を有さない方が34単位で幼稚園免許状を取得する際の科目にも利用できません。
- ⑹ 本学で特例8 単位のなかの一部科目を単位修得すれば,保育士試験受験科目の一部免除に使用できる場合があります(下記6?1参照)。単位修得後,「特例用専修証明書」を本学から取り寄せ,保育士試験の申込みの際に使用してください。
- ⑺ 四大卒で幼稚園教諭二種免許状と保育士資格を所持している方が,この特例講座を利用して幼稚園教諭一種免許状を取得することも可能です。
- ⑻ 本特例講座は,「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方を所持している方を増やすという文部科学省?厚生労働省の政策によるものです。この平成31年度までの特例を利用されて,実務経験を有する方は両方の資格?免許状を取得しておかれることを推奨いたします。
6 関係科目をすでに出身校で修得済みの場合
以下の案内は,幼稚園教諭免許状?保育士資格が取得できる出身校の方のみが関係します。
1.幼稚園教諭免許状を所持している方が保育士を取得する場合
- ⑴ 下記対応表を参照し,すでに特例8 単位に相当する科目をすべて単位修得している場合は,本学での特例講座の履修は必要ありません。
※ 出身校(指定保育士養成施設)から「特例用専修証明書(excel様式、記入例PDF)」を取り寄せ,保育士養成協議会?保育士試験事務センターにお問い合わせください。 - ⑵ 下記対応表を参照し,すでに特例8 単位の一部に該当する科目を単位修得している方は,出身校(指定保育士養成施設)から「特例用専修証明書」を取り寄せたうえで出願前にご相談ください。一部の科目は本学で履修しなくてもよい可能性があります。
- ⑶ ⑴⑵いずれの場合も,以前のカリキュラムで取得した方は現行のカリキュラムにのっとった「特例用専修証明書」を出身校で発行いただけることが必要になります。
保育士試験免除科目,特例教科目,通常の養成課程の教科目の対応
試験免除科目 | 出身の通常の養成課程で の告示に定める教科 |
特例教科目 | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 社会福祉 | ① | 社会福祉 | A | 福祉と養護 |
2 | 児童家庭福祉 | ② | 児童家庭福祉 | A | 福祉と養護 |
③ | 家庭支援論 | B | 相談支援 | ||
3 | 子どもの保健 | ④ | 子どもの保健Ⅰ | C | 保健と食と栄養 |
4 | 子どもの食と栄養 | ⑤ | 子どもの食と栄養 | ||
5 | 保育原理 | ⑥ | 乳児保育 | D | 乳児保育 |
⑦ | 保育相談支援 | B | 相談支援 | ||
6 | 社会的養護 | ⑧ | 社会的養護 | A | 福祉と養護 |
(注:次に該当する場合, 1 ? 6 の各科目が試験免除となる)
1:A又は① 2:A+B,A+③,B+②又は②+③ 3:C又は④
4:C又は⑤ 5:B+D,B+⑥,D+⑦又は⑥+⑦ 6:A又は⑧
特例教科目と通常養成課程の教科目の対応
特例教科目 | 通常の養成課程 の教科目 |
---|---|
福祉と養護 | 社会福祉 児童家庭福祉 社会的養護 |
相談支援 | 家庭支援論 保育相談支援 |
保健と食と栄養 | 子どもの保健Ⅰ 子どもの食と栄養 |
乳児保育 | 乳児保育 |
2.保育士資格を所持している方が幼稚園教諭免許状を取得する場合
出身校が文部科学省から幼稚園教諭免許状が取得できる「課程認定」を受けていることが必須です。
- ⑴ すでに出身校で特例8 単位に相当する科目をすべて単位修得している場合は,本学での特例講座の履修は必要ありません。
※出身校から特例様式の「学力に関する証明書」を取り寄せ,都道府県教育委員会に申請してください。 - ⑵ すでに出身校で特例8 単位の一部の科目を単位修得している場合は,出身校から幼稚園教諭免許状申請用の「学力に関する証明書」を取り寄せ,出願前にご相談ください。一部の科目は本学で履修しなくてもよい可能性があります。
※ 小?中?高免許状用の「教職論」などは原則として使用できません。 - ⑶ ⑴⑵いずれの場合も,以前のカリキュラムで取得した方は現行のカリキュラムにのっとった「学力に関する証明書」を出身校で発行いただけることが必要になります。
幼保特例講座は26年度新規開講のため,やむをえない事情により,この要項に記載の内容が変更されることがありますが,ご了承ください。「幼保特例講座受講希望者への追加案内」もご一読ください。
認定こども園法改正にともなう幼保特例講座についてのよくあるお問い合わせ
詳しくはFAQをご覧下さい。