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VOL.20 JUNE 2004

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スクーリング講義概要


2年生以上配当科目

精神保健福祉論I
遠藤 克子

 精神保健福祉論はIIIIIIに分かれており,この順に学ぶことが望ましい。精神障害は疾病と併存している障害であり,医療?保健?福祉にまたがる援助が必要である。日本では平成5年障害者基本法において初めて障害者として法的に位置づけられた。障害者福祉領域の新しい仲間であり,社会的入院者は約10万人ともいわれ,国は7万2千人を10年間で地域に戻す方針を立てている。精神保健福祉論Iのスクーリングにおいては,生活者としての精神障害者の理解およびその現状(社会的入院の現状を含む),精神保健福祉の歴史,障害者福祉の理念,3障害の包括的理解,精神障害の概念,精神保健福祉士資格の成立の意義?専門性?倫理?役割?課題を中心に講義する予定である。テキスト持参のこと。なお,ビデオを一部使用し,資料も配布する予定である。テキスト1?3章および5章,7章に目を通してくること。それにより,講義内容の理解が深まります。


精神保健福祉援助技術総論
志村 祐 子

 精神保健福祉士資格が誕生し6年が経過した。今後はより質の高い専門職としての人材が求められてくることと考えられる。そこで,本講義では,精神保健福祉士がかかわる対象者の理解はもとより,専門性の本質的な要素として一般的にあげられている(1)価値(倫理を含む),(2)知識,(3)技術を精神保健福祉分野において理解することを中心におこなっていく。今回のスクーリングでは,社会福祉の実践の基本である原理や原則,対人援助の基本的な理解を個別援助を中心にVTRも用いながら講義する。受講者は,教科書の第2章,および111頁から115頁を熟読してきて欲しい。


精神保健福祉援助技術各論
大和田 誠子

 精神保健援助各論は,社会福祉援助技術を基本とし,疾病と障害を併せ持つ精神障害者やその家族に対する医療,保健,福祉にまたがる援助についてその理論と方法を学ぶことが目的です。
 本講義では,主に精神保健分野における援助技法を具体的に学習します。精神障害者やその家族を対象にした実践であるが,ドメスティックバイオレンス?虐待への危機介入?PTSDの理解と対応等もいくつかとりあげる。
 (1)精神保健分野のケースワーク(事例?面接技法等)
 (2)精神保健分野のグループワーク(SST等のグループワーク体験)
 (3)家族への支援(D?V,虐待,PTSD等への理解と支援を含む)
 (4)精神保健分野のコミュニティ?ケア ケースマネージメント
 テキストを基にし,以上の4点を柱に講義する。したがって,テキストを通読し予習が必要です。特に,序章を読み熟考しておくこと。


心理学実験II
村井 則子?西野 美佐子?白井 秀明?中村 修

 心理学実験IIでは,心理学実験Iと同様に,下記の4実験を体験してもらう。すなわち,受講生は4グループに分かれ,毎日1グループ1種目ずつ,(1)実験のオリエンテーション (2)実験の実施 (3)データの整理?分析 (4)実験レポートの作成 という一連の作業を行う。これを4日間で4種目をローテーションして全種目を終える。
 実験1 「系列学習法」(村井則子)
 実験2 「鏡映描写」(西野美佐子)
 実験3 「概念学習」(白井秀明)
 実験4 「集団意志決定」(中村 修)
 4つの実験レポートは,スクーリング期間内に提出することが望ましいが,やむを得ない場合は後日郵送でもかまわない(8月31日必着)。
 さらに,スクーリング終了後,単位認定レポートを12月24日必着で提出してもらう。なお,心理学実験IIは,原則として,心理学実験Iのスクーリングを受講済みの者のみが受講できる。都合で今年度までにIを受講せずに心理学実験IIを受講希望する者は,『2?3年次履修登録の手引き』p.16の手続きに従うこと。
 詳しくは,レポート課題集p.223?224を参照のこと。
 筆記用具以外に,定規(グラフを書くのに使用)?電卓を持参してください。電卓は携帯電話についているものは望ましくありません。


教育社会学
星山 幸男

 教育を社会的な現象として捉える教育社会学固有の視点を解説し,その切り口からみえてくる今日の教育問題の本質を理解することに主眼を置いている。まずは,(1)教育の社会的性格をめぐる理論の発展を整理し,(2)社会的?政策的課題と教育との関わりについて戦後の能力主義政策を手がかりに検討していく。
 そして(3)社会集団と子どもの社会化について,しつけの現状と課題,子どもの遊びの変化と成長?発達の問題を中心に考えてみたい。さらに(4)学校の持つ社会的機能を多面的に検証し,学校文化についても論じていく。問題点の指摘に留まらず,今後の展望を探りたい。


臨床心理学
佐々木 千鶴子

 臨床心理学は,学問としての歴史がまだ浅い分野です。学問としての誕生の社会背景を考えながら,自我心理学,対象関係論,分析心理学などの基本概念と,心理的援助の基本的態度,個人療法や家族療法の適用などについて講義する予定です。できるだけ事前にテキストを通読しておいてください。
 なお,昨今マスコミでも話題にのぼることが多い「トラウマ」に関し,仮想事例を元に取り上げたいと思います。よって,そうした話題が苦手の方は,心理的に負担がかかると思いますので,受講に際してはご注意ください。
 できるだけ双方向の授業を心がけ,受講生の皆さんの,カウンセリングや臨床心理学,心の病,心の傷といった言葉へのイメージがどのようにできてきたのかなどを検討する機会も持ちながら,授業を進める予定です。
 以下のものをスクーリングに持参してください。
 (1)不用な雑誌(数冊程度)?チラシ?カタログ等
 (2)のり?はさみ?Bの鉛筆1本?クレヨン
 持参する日は開講初日に連絡します(開講初日は持参不要)。


地域福祉論
中里 仁

 地域社会における福祉問題はきわめて流動的であり,幅広い知識が要求されるところです。地域社会の捉え方のひとつをとっても画一ではなく,むずかしいものがあります。また,施設から在宅へという動きのなかで,トータルな意味での福祉の統合化という考え方が必要になってきており,次の4つの視点を中心に講義を進めていきたいと考えております。
 1. 地域社会の基礎となる地域社会への理解
 2. 地域福祉の理念の理解
 3. 地域福祉の現状の理解
 4. 地域福祉の推進方法の理解
 上記の視点を中心に,社会福祉協議会や地域福祉計画,在宅福祉サービスのあり方など具体的な場面での問題を取り上げていきたいと思います。


社会福祉原論(職業指導を含む)
田中 治和

 スクーリングでは,配布資料およびテキストを用いて以下の〈目的〉ならびに〈骨子〉で行います。
〈目的〉
I. 社会福祉全般の概略的な理解を図る。
II. 社会福祉の理念(目的論と一般論)を,歴史的社会的観点から考える。
III. 社会福祉学の対象論および方法論について,吟味する。
〈骨子〉
(1)日本の社会福祉史について─────全体の輪郭と肝要な細部
(2)利他的行為について────────その特色と陥穽
(3)社会福祉の目的と必然性について──社会福祉の存在理由
(4)社会福祉の思想について──────人間観の創造と再生
(5)社会福祉学方法論について─────人間理解の要諦

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