II レポートをまとめる
6 レポートの評価
レポート評価の基準
レポート用紙の「評価?指導票[A]」には,評点欄がついています。教員や課題によって,要求されるものは違いますので,すべてにあてはまるものではありませんが,簡単にそれぞれの項目のねらいを記しておきます。
- 題意把握
- レポート課題そのものを理解していること。その課題にそって解答がなされていること。
- 内容理解
- 答えるべきことがらの内容について,また専門用語の意味などについて,正確に理解していること。
- 論理構成
- レポートが論理的に,わかりやすく展開されていること。
- 考察力
- 自分なりの視点をもって,課題を考察していること。また,自分なりの考え方が書かれていて,独創性の芽が感じられること。
- 表現?文字の正確さ
- 誤字?脱字がないこと,文章の主語?述語が対応していること,原稿用紙の使い方が正しいことなど。
- 引用?出典明示
- 引用した部分については,「 」でくくり,どこから引用したのかを,著者名 『書名』 出版社名をあげて明示していること。
- 現実との関連づけ
- 本学の建学の精神である「行学一如」に沿って,学問的な内容を,身近な出来事や職場での問題に関連づけてまとめていること(課題により要求されないものもあります)。
なお,担当教員の考えから,評点欄の客観評価は記入されない場合もあります。ご了承ください。
※ レポートの評価基準の詳細(ルーブリック評価)はこちら
レポート返送後
レポートが不合格の場合,評価?指導票に記された担当教員からの講評を道しるべに再提出してください。
合格の場合でも,担当教員からの講評を読み,もう一度課題内容を復習しておきましょう。
評価を恐れずに
レポートには真剣に取り組んでいただくことを期待していますが,完全なレポートを書くのはなかなか難しいことです。また,大学のレポートには,ただ1つの正解があるわけではありません(もちろん「よいレポート」と「あまりよくないレポート」はあります)。成績にはあまりこだわらずにレポートを提出するのが,通信教育での学習のコツです。
レポートがあまり進まない方は,まず1つでもレポートを出してみましょう。提出を繰り返しているうちに,少しずつレポートの書き方のコツがつかめてくると思います。また「不可」「再提出」になっても落ち込むことはありません。一歩一歩,ご自分のペースで学習をつづけてください。