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仏教専修科

平成28年降誕会法話

はいみなさん、おはようございます。どうでしたか、連休中は。楽しく過ごしました? … 返事がないところをみると … 楽しく過ごした?

今日は、今やった儀式というのは、「灌仏会」というんですね。斉藤先生のほうからご説明があったと思うんですけども、四月の八日に本来これは行われます。日本では大体いつ頃から行われたかといいますとね、奈良時代という説もあれば、推古天皇の六〇六年だという説もあるんです。とにかく仏教は日本へ入ってきてから、お釈迦様の供養を何とかしようということから始まった。

それから、われわれは、もちろんこれを甘露水というんですね。甘露水とはどういうことかというと、これは諸天の飲料水と言われているように、味が甘くて蜜のごとくであると言うんですね。で、一度これを飲めば不老不死と言われているような、すばらしいものであると言われている。そこから、お釈迦様の説法にも例えられている。これが甘露水。よく皆さんが運動やなんかしてのどが乾いたときに、思わず、今はどうかわかりませんが昔の人はよく口走った。「おお、甘露、甘露」と言ったんです。その甘露水、要するに甘茶のことを言うんですね。これは皆さんにも飲ませてあげたいんだけど、今日はこれしかないんで全員がってわけにもいかないんだけど、機会があれば甘茶をさしあげたいなというふうには思っていますけども、まあ例えてみればお釈迦様のすばらしい説法にも例えられるほどのものであると、そういうふうに言っております。

で、今日は、四月八日、これは関東地方まで、だいたいが四月八日になっている。で、花祭りというのはみなさん知っていると思うんですけど、花祭りが全国で行われる。だいたい四月八日を起点としてするんですけど、東北、あるいは北海道の方、雪の多い地方ではまだ雪がとけていないので、五月になったり、せいぜい六月のはじめくらいには、この灌仏会?降誕会、お釈迦様のお誕生を期して説法を行う、法要を行うということになっています。

それで、きょうお話したいのは、われわれのあれは仏教ですから、この大学も仏教の曹洞禅の宗旨をもって設立された大学です。したがって今、背後にみなさん拝んで頂きましたけど、お釈迦様、一仏両祖と言いますけど、はじめにお釈迦様がおられて、左側に高祖道元禅師、という方がおります。これは曹洞宗を開かれた方。日本の曹洞宗を開かれた方。で、右側には太祖瑩山禅師という方、これは曹洞禅の第四祖になりますけれども、曹洞禅を全国に広めた方、したがって、われわれの宗派では、一仏両祖、仏様、そして道元禅師、瑩山禅師を父母として敬っている。ですから、必ずわれわれのあれは一仏両祖、仏様があって、道元禅師があって瑩山禅師があるということになっております。

で、今日みなさんにお話ししたいのはですね、寛元四年といいますから、1246年の時のお話なんです。この時に、道元禅師が同じ儀式をされた。で、その後で、こういう話をされたんです。それを今、もちろん漢文で残っているんですが、私が大体の趣旨をみなさんに伝えてみようと思います。こういうことを仰られた。諸天の飲料水であるこのあれを注ぐのはですね、どういうわけかといいますと、こういうわけだと言っているんですよ。七七〇年前、四月八日の釈尊降誕会の日に、上堂する。上堂っていうのは、この須弥壇に上がって、そして大衆に向かってお説法した、その時の言葉です。わが仏教の教祖、釈迦牟尼仏大和尚は、二千年前の今日、父上である浄飯王の別宮のある毘藍園でお生まれになった。お生まれになるとすぐに、十方を巡り歩かれること七歩された。十方っていうのは、東西南北、東南、西北、等々を入れると十方というんですけども、あらゆるところを巡り歩かれて、七歩、歩いてったって言うんですね。生まれてすぐですよ。その姿が、今、甘茶をかけていただいたお釈迦様の姿、天上天下唯我独尊というふうに、こういう風にいったお像がある。どこでもこれは、お釈迦様の誕生の姿を表しているんですけども、で、こういうことを言われたんですね。一方の手は天を指し、そして他方の手は地を指され、眼を四方に見渡されて、天上天下唯我独尊と言った。全世界でただ私のみが尊いと。

これを誤解して取ると、私だけが、おれだけが偉いんだというように誤解する人がいるかもしれないけれども、このことについて道元禅師は次のように言った。さあ、この、天上天下唯我独尊っていうのはどういうことなんだ。そう言って道元禅師は、さあ、諸君よ、この、釈尊のご誕生なされた意義をどう考えるか、と取りましてね、そして払子を以て、払子って言うのは、この右の道元禅師の持っているこの先に毛の生えたもの、これはあの、昔、坐禅するときにインドで坐禅するときに、蚊だとか虫だとががいっぱいいたんで、これをこう払うように、そのために作った、で、それがだんだん華美になってしまったので、華美というのはですね、ヒマラヤに存在していたその当時の高級な牛の尻尾の毛を取ってつけたり、あるいはここのところにダイヤモンドをはめてみたり、というふうに華美になってきたので、お釈迦様が禁止したんです。そうしたら、坐禅をしたときに払うものがないから、虫が飛んできて、で、しょうがなくて復活したという謂れがある。この払子です。で、これが中国に伝わって、仏具になった。払うという,仏法のあれを示すようになった。それでもって、一円相を描いた。こういうふうに描いた。マルを描いた。そして次のように言ったんです。釈尊はお生まれになられて、ありとあらゆる世界、山河大地、そこに生きるすべての人々、無生物、そして過去現在未来にわたるすべての諸々の仏たちも釈尊と同時に誕生なされた。そのどれひとつをとってみても、時間的な、先に生まれたとか後に生まれたとか、そういうような前後はないんだと。お釈迦様と同生であると言った。どうしてそうなのか。そのわけは、釈尊は私の誕生に応じて誕生なされた。私が歩き出すのに応じて十方に巡り歩くことをされた。私の口を開くのに応じてすなわち、天上天下唯我独尊と言った。ということは、釈尊が生まれたということは自分が生まれたことにまで展開している。意識をしたということなんです。このことをさらに突き詰めて言うと、私どもの先輩である宏智という古仏、すばらしい和尚さんがいるけれども、その人が、浴仏のこの同じ行事の時に、仏いわくとして、次のように言った。肉体的、あるいは精神的なもろもろの苦や楽などを受けないことこれをまさに正受という。正しく受けるというんですが、もしすべてが正しく受けるものであるならば、水のわずかな滴、上から下りてくる滴が必ず同じところに落ちるはずである。決して他のところには落ちないというということになる。それでは、その水のわずかな滴すらも決して他のところには落ちないとはどういうことか。道元禅師は、良久していわくとある。しばらく黙って、無言の間をおいて言った。もし仏法を伝えて衆生を救わなければ、決して仏恩に報いたということにはならない。それでは、その伝法報恩の真意とはどういうことか、法を伝えて恩に報いるとはどういうことか、そのように言うと、道元禅師は下座して大衆とともに、みんなと一緒に仏殿に行って、釈尊のこの誕生仏のところへ行って三拝してその甘茶を注がれたと、これが七七〇年前の道元禅師がその時にお説教した話なんです。

これはいったいどういうことなのかということをちょっと申し上げておきますけども、これはですね、どういうことかと言いますと、釈尊のお誕生と同時に仏法の世界が誕生した、お釈迦様がお生まれにならなければ仏教というのはなかったんだ、だからそのように言ったんだけれども、つまり、そのお釈迦様が誕生されたということを、すべてのものが釈尊の誕生と同時同生であると意識をした時にはじめて、その仏教が生きてくるということを示した。尽十方界と言うんですけども、尽十方というのは尽く十方という、十方というのは東西南北それから東南、西南、東北、西北、この四維を含めて、上下、上と下を含めると十方になる。したがって、仏教の言葉でよく言う、尽十方世界、これは、あらゆる世界を示すんですね。山河大地有情無情森羅万象はすべてお釈迦様の全身、またその皮肉骨髄なんだと。釈尊のご誕生もそうした大自然の命そのものの厳粛な営みである。釈尊のご誕生をそのようにとらえるならば、釈尊のご誕生をと同時にすべての世界が生まれたというふうに考えることができる。釈尊のご誕生と前後がない。ゆえに、先ほど示した道元禅師が一円相を描いたその中にすべてが収まるということを示した。特に釈尊、わたしの降生を受けて降生し、私の脚跟を受けて周行を七歩したと、大仏の開口、わたしの開口を受けてすなわち天上天下唯我独尊と言ったというのは、釈尊からインドで二十八代、そして達磨さんに伝わって達磨の面壁九年というものを経て連綿として道元禅師のお師匠様にその仏法が伝わり、そしてその天童如浄から頂いた仏法を道元禅師は日本に持ってきた。

で、みなさんこれからもおそらく坐禅をすると思うけれども、黙照の禅というものを、世界でただひとつの黙照の禅を日本に持ってきたのは、道元禅師、そして、この大学にも坐禅堂があります。坐禅を一度もしたことがない人はこの大学にはおられないと思うけれども、私はこの大学に来て、卒業式に臨みました。その節に、答辞の中で卒業生が、一番感動したのは何だったかというと、坐禅堂で坐禅をしたことであったと言った。これは、他の大学ではできないことなんだ。みなさんももし坐禅したことがなければ、坐禅堂で坐禅をしてごらんなさい。十分でもいい。二十分でもいい。一時間でもいい。坐禅をするということがどういうことであるかを、口だけじゃなくてね、体で感じてもらいたい。私はつくづくそういうふうに思う。その元となったのがお釈迦様である。中国の達磨から二十二代続いて天童如浄という道元禅師のお師匠さんに、これには、日本だとか中国だとか、そういう国境はない。人と人とのつながりで、仏法と仏法とのつながりで、そういうことが構成されてきている。その天上天下唯我独尊というのはどういうことか。お釈迦様ひとりが正しい、尊いのではない。それを受け継いだわれわれひとりひとりが、あなたがたひとりひとりが尊いんだということを言っているということなんです。ですから、お釈迦様が私だけが偉いんだって言ったんじゃないんだ。それと同時に、ここにいる皆さんのひとりひとりが唯我独尊なんです。こんなすばらしい命を頂戴しているその価値をそこに見いだすということになります。ですから、お釈迦様と同時同生にして天上天下唯我独尊なる自分たちの存在を自分で認識をするというのが、おそらく、こういうことを言う人はあまりいないかも知れないけれども、ここに参加をした皆さんはお釈迦様と同時同生である。自分の命は本当に尊いのだ、と同時に他の命も尊いのだということを自覚してもらいたいと思います。

そろそろ時間となりますので、以上で終わりにしときますけれども、私がこの大学に来てですね、うれしかったのは、実は、私は東京なんですけども、他の大学で、三つの大学で私は色んなところで講義をしてきましたけれども、その連中が永平の会という坐禅の会を作っているんです。で、私のお寺で坐禅会をしている。その中には若い人もいれば、年をとられた方もいるんです。社長をやっていても、いいからというので坐禅会に参加している人もいる。で、その人が、三十人ばかり、この奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】を見に来たいというんで先日来たんです。そして秋保温泉へ行って、その時に色んな事話をした。その時に本当に私うれしかったのはですね、その人たちはさまざまな大学を出ているんですよ。東大もいれば慶応もいれば早稲田もいれば、駒沢もいれば。関東の方ですけどね。で、その人たちが集まっているんだけども、素晴らしい環境だと。それで何よりもびっくりしたのは、学生たちの態度が非常に穏やかで親切だったと。それから、自分たちに接してくれた教職員の方々が、それは全部じゃないですけども、二、三の方々ですけども、非常に丁寧だった。こういう大学は珍しいですよって言ってくれた。私は本当に嬉しかったですね、それは。これは、やはり、奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】というところに学んでいる皆さんの伝統だと思います。先ほどの話も、法を継ぐ、伝統を継ぐという。伝統というのは、絶えないから伝統なんです。ですから、みなさんの先輩たちが脈々と受け継いできた、このすばらしい伝統を生かしていかなければならないというふうに私は思います。皆さんの今後の活躍を心から願います。ありがとうございました。
仏教専修科
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