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仏教専修科

大谷哲夫学長インタビュー:仏教専修科の理念と展望

平成28年5月12日に、仏教専修科の理念と展望について大谷学長にお話を伺いました。(聞き手:斉藤仙邦?早川祥賢)

— 昨日5月11日は本学の降誕会で、学長からは非常に印象深いご講話をいただきました。お話の核心は「同時同生」という道元禅師のお言葉でしたが、締めくくりに仙台という土地の風土と福祉大の雰囲気について述べておいででした。

「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえて涼しかりけり。」仙台は本当にいいところだと思いますね。緑が多い。「杜の都」とはよく言ったものです。何と言うか、すべてに仏性を感じることができるような気がします。本当にいい環境で、キャンパスも綺麗でいい。私はもともと東京の人間だし、仙台へ来たのは「義理と褌をはずすわけにはいかない」という思いで来たんですが、でも来てよかった。福祉大は教職員の応対も非常にきちんとしていて、礼儀をわきまえている。それは何かというと、やっぱり伝統の力なんだと思います。そしてその伝統とは何かというと、それはもちろん仏教の伝統なんです。

— キャンパスを歩いていると学生が挨拶してくれますよね。

そうですね。本当に素晴らしい。私が学生だったころの話なんで、かなり昔なんだが、昔は学生が正門を入るときには礼をして入ったもんなんです。しかし今はそういうものはなくなってしまった。

— 昔は中学校の柔道部とかでも、道場に入るときは礼をして入るように厳しく言われたものです。

そういう教育がどっかですっ飛んでしまったんだね。残念なことです。でもここにはまだその名残がきちんと残っている。この伝統は崩したくないと思いますね。あとね、大学の規模があまり大きすぎないのもいい。

— そうですね。福祉大の仏教専修科は駒沢や愛知学院の仏教学科に比べればずいぶん小規模ですよね。

すくなくとも学生の数という点ではね。しかしそれは教員と学生の距離が近いということでもある。

— 普通の大学では一介の学生が学長と接触する機会はまずないでしょうね。福祉大では、特に仏教専修科の場合、学生が学長というひとりの人物と接する機会がかなり多いということは確かに言えそうです。ところで「伝統」とか「規模の小ささ」というのは昨今のグローバリゼーションとは逆行しているようにも見えます。

それはちょっと違うでしょうね。最近はグローバリゼーションといってやかましいが、実はね、そんなもの何も特別のものではないんです。むしろ伝統を絶やさずに保って、それを外に示していくことの方が奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】なんで、それが本当のグローバリゼーションというものなのだと私は思うんです。個性をなくすことがグローバリゼーションだというわけではないということですね。仮にグローバリゼーションでわれわれがアメリカ人になったとしても、アメリカ人の方ではそんなの別に面白くも何ともない。違うかな?われわれが日本人として彼らに向かい合った方が、彼らにとっても絶対に面白いはずだと思わない?もちろんアメリカ人に対してだけではなくて、韓国人に対してもインド人に対しても同じです。われわれが、われわれであり続け日本人としての矜持を確実に持ち続けること、それが一番奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】なことなんです。

— なるほど。確かに、われわれがたとえばハイデガーだのレヴィナスだのについて語っても、カッコいいと思っているのは自分だけで、向こうからみれば「何だこの猿真似は」という程度なのかも知れませんね。まあ英語を話せるようになることも大事なことではあるでしょうが、それよりも曹洞禅の伝統について何か語れた方がずっと面白いかもしれません。

その通り。それで、もちろん親鸞も日蓮も尊いし、日本の伝統文化に絶大な貢献をしたわけなんですが、鎌倉仏教の祖師たちのなかでは、道元禅師こそがもっとも偉大な人物だったと私は思うんです。だからわれわれは、道元の著作をじっくり読んで、我々が何者であるかをよく知らなければならない。私にとってグローバリゼーションとはまさしくそういうことです。

— どの点で道元は傑出していると学長はお考えですか。

誤解を呼ぶおそれもあるんですが、それはやっぱり「さとり」ということを徹底して追究した点でしょうね。親鸞や日蓮は「さとり」ということは直接的にはあまり言わないんです。最近では曹洞宗でも「さとりはなきにしもあらず」とか言って逃げちゃっている。究極的にはそれもそういう言い方もあるが、その過程が問題なんですね。仏教の根本には「さとりを求める」というのがあるわけです。仏教からさとりを取り払ったら単なる思想だ。道元禅師伝の伝えるところでは、顕密二教はともにすべての人々は本来そのまま仏であるという。だが、もしそうであるならば、もともと悟っているものが何故修行するのか、生まれながらに完成された人格を持っているなら何故諸仏は苦しんで修行するのか、もともと悟っているのに何故発心修行するのか、その修行とは何か、ということ。「本来仏である」ということと「修行で仏になる」ということは二元的対立です。道元禅師は十五歳にしてその問題につきあたり、その疑問の解決のために中国に渡り、如浄禅の会下で「身心脱落」し「一生の参学ここに終わりぬ」と宣言するに至る。後に道元禅師は、先の疑問の解決を「この語は、人々の分上ゆたかにそなわれりといへども、いまだ修せざるにはあらわれず、証せざるにはうることなし」と表現している。これが道元禅師の疑問の解決で、それは後に「修証一等」の仏法として展開されるものです。これが仏教専修科の根本なんです。

— うーん。しかしそこまで行くと学生にはちょっと難しいでしょうね。

(苦笑して)それもそうだね。しかし、実はここで奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】なのは「信仰」ということなんです。道元が如浄から学んだのもそこなんです。如浄は道元に「お前は信ずるところが何もない」と言い放った。「仏が言ったことをお前は疑っているだろう」とね。仏が言ったことはすべて正しいんだ。そうして、道元は知的仏教から只管打坐の世界へと転換していく。私が若い頃に参禅して、御老師に「さとりって何ですか」と聞いてみると、「坐っていればわかる」と言われたものです。もちろん究極的にはそういうことですが、しかし、「坐って何になりますか?」「何にもなりません。」「何にもならないなら坐らなくたっていいだろう。」言葉を羅列しているとそういうことになってしまう。そういうものじゃないんです。「坐れば仏」ということをどのように信じられるか、それが問題なんです。

— 言葉の世界と実践の世界がひとつのパラドックスを構成していて、それを統合していくのが信仰であるということでしょうか。

君はちょっと主知主義的すぎるよ(笑)。しかし捉え方としては悪くないでしょうね。大体の方向はそういうことです。教外別伝、不立文字というが、坐りゃあいいんだというわけではない。自分の信仰として坐れるかどうか。問題はそこです。それをきわめていくのが信仰で、それが仏教専修科の眼目だということです。だからね、頭のいいのが悟りを開けるかというと、そういうことはない。仏教は平等なんです。パンタカの話もあるでしょう。有名な話ですが、釈尊の弟子にものすごく愚かなパンタカという男がいて、どんな教えを聞いても覚えることができなかった。釈尊はそれでパンタカに掃除することを教えた。真剣に真実に丁寧に掃除をしているうちにパンタカはさとりを開くに至った。人の心の汚れというものを身をもって理解したということなんですね。いい話でしょう。私の思うには、この話は福祉というもののひとつの側面を照らしていると思うね。

— ああなるほど、そこへ来ましたか。(笑)

そうそう(笑)。駒沢にも愛知学院にも仏教学科があるわけです。むこうの方が規模としてはずっと大きい。でもね、福祉大では仏教をはっきりと「福祉」という視点から学ぶんです。また逆に、福祉を「仏教」という視点から学ぶといってもいい。どうも宗門の人たちは「福祉大は福祉学を学ぶところで仏教を学ぶところではない」と思っているようですが、これは本当に困ったことです。実はこのふたつはわれわれの立場からは同じものなんですね。だからもっと福祉大のほうにも宗門の学生が来るようにしなければならない。

— 絶妙の結論が出たところで、ちょうど時間となりました。非常に深いお話を大変ありがとうございました。

こっちも愉快でした。また話をしに来てください。
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