レポート学習

Ⅱ レポートをまとめる

6 レポートの評価

レポート評価の基準

 レポート用紙の「評価?指導票[A]」には,評点欄がついています。教員や課題によって,要求されるものは違いますので,すべてにあてはまるものではありませんが,それぞれの観点で求められている内容は以下の表のとおりです。

レポートにおける観点別ルーブリック評価
評価の観点 A 十分満足できる B やや努力が必要である C かなり努力が必要である
題意把握?
内容理解
①レポート課題そのものを理解している。②課題にそって解答がなされている。③答えるべきことがらの内容について正確に理解している。④専門用語の意味などについて,正確に理解している。 ①~④のいずれか2つ以上が満たされている。 ①~④の3つ以上が不十分である。
論理構成?
考察力
①レポートが論理的に,わかりやすく展開されている。②自分なりの視点をもって,課題を考察している。③自分なりの考え方が書かれていて,独創性の芽が感じられる。 ①~③のいずれか1つ以上が満たされている。 ①~③のすべてが不十分である。
表現?
文字の正確さ
①誤字?脱字がない。②文章の主語?述語が対応している。③適切な語彙を用いている。 ①~③のいずれか1つ以上が満たされている。 ①~③のすべてが不十分である。
引用?
出典明示
引用?出典が明示され,引用した部分については,「  」でくくり,どこから引用したのかを,著者名?『書名』?出版社名?出版年(初版)?引用ページ(引用の場合)を挙げて明示している。 引用?出典が明示されているが,表記方法が誤っている。 引用や参考文献が用いられているにもかかわらず,明示されていない。※教科書の出典明示も必須であるので,明記がなければ当評価となる。
現実との
関連づけ
( ※課題により要求されない場合もある)
本学の建学の精神である「行学一如」に沿って,学問的な内容を,身近な出来事や職場での問題,時事問題に関連づけて(事例を挙げる等)まとめている。 学問的な内容を,身近な出来事や職場での問題,時事問題に関連づけてまとめようとしている努力は伺えるが,内容が不十分である。 レポート内容について,現実との関連づけを行った形跡が見られない。

 なお,担当教員の考えから,評点欄の客観評価は記入されない場合もあります。ご了承ください。

レポート返送後

 レポートが不合格の場合,評価?指導票に記された担当教員からの講評を道しるべに再提出してください。
 合格の場合でも,担当教員からの講評を読み,もう一度課題内容を復習しておきましょう。

返却レポートは保管

 従来よりレポート?科目修了試験?スクーリング試験の採点入力に関しては,必ず二重チェックを行っております。ただし,レポートに関しては数が膨大で,成績入力ミスが年に数件発生している事実があります。
 入力漏れの原因のひとつが「レポートの下3分の1の半券切り取りミス」によるものです。「レポートの下3分の1の半券」が切り取られずに返送されたら至急通信教育部までご連絡ください。
 また,返却レポートは学習の財産になるものですから,保管していただきますようによろしくお願いいたします。最低でも「履修状況票」を入手し,ご自分の評価が確認できるまでは必ず保管しておいてください。